2010年 05月 09日
ちょっとだけ悩み長年教師をやってると、「生徒のため」という感覚が徐々に薄れていくのかなと感じる時があります。
ある日の担任と生徒のバトルを見ながら
関わりたくなる自分と
本当は抑えないといけない現実。
先生が生徒をダメと思ったら、そりゃバトルになってしまう。
その生徒達が去年起こした問題
それを知らないからかもしれないけど
今回の状況は先生陣にも問題があるんじゃないかなぁ、と感じたりする人間もいるとかいないとか。
生徒側をなだめる
これから2年お世話にならざるを得ない担任なんだから
うまく対応していこうよ
この対応も最悪な訳で。
未熟な自分はそんな対応しかできず反省です。
でも、それを受け入れることが出来る子達
「ウチ絶対に担任に嫌われたぁ」と心配するあたりが、真面目な生徒達と感心させられる。
周りの数人の仲間がその子達を支える姿「先生の所へはみんなで行くよ」
この子たちは本当にいい子だなぁ、としみじみ感じさせられた。
どんな問題児だろうと愛情を持って、話せば分かると信頼して接しないと、生徒はそこを敏感に感じ取るし、関係はこじれる。
どんな人間関係でも、片方が否定的な感情を持って接すると、こじれる原因となる。
教師と生徒の場合、教師は何があっても生徒に否定的な感情を持ってはいけない。
そんな感情が原因で先生VS生徒という状況を作ってはいけない。
先生という人種は、みんなプライドを持ってこの仕事をしている。
どんな状況であってもまわりの教員は「担任」を立てないとダメでしょう。
だからしんどい。
言葉を選ばないといけない、行動を考えないといけない。
ある程度冷静に対応できているのは前職での経験があったから。
ただこの学年の先生団との対応はこれからもたくさんありそうだから、気をつけていきます。
教員という仕事の人間関係は前職同様独特です。
教員は個人行動が多い。
みんな自分だけが出来る仕事をしている、というプライドをお持ちで。
頑張る人と、比較的ドライな人がいるのも現実。
バランス感覚を常に取りながら、「生徒のため」という感覚は常に忘れずに仕事をしていきたいものです。
その見本となりそうな素晴らしい先生もたくさんいるので、その人たちに相談したりしながら仕事をしていきたいです。
これから変わろうという学校を支える中心にいる人たち。
自分もそんな教員になりたいと思える目標がいる職場って、本当に恵まれました。