合唱祭指導

あと1週間で合唱祭本番を迎えます。

音楽選択者がいないうちのクラス。

なかなか苦しい状況からのスタートでしたが、合唱委員の粘り強い働きかけと指導のおかげで何とか形になってきました。


自分のスタンスはあくまで合唱委員の相談に乗りながら、ある程度顔は出すけど、なるべく口出しはしない。

そしてあくまで目標を見失わないようにさせる。

この2点を心がけています。



合唱の目標でよく間違えてしまうのが、「賞を取りに行くこと」を目標にしてしまうことだと思います。

合唱委員に対しても、その部分は修正させました。

賞を取りに行くと、一生懸命取り組まない生徒に対してはイライラしてしまうだろうし、直前には焦るだろうし。

何もいいことがないと思います。

あくまで目標はクラスとしてまとまり、なるべくみんなで同じ方向に向かい、楽しく満足のいく合唱を行うことなのだと思います。

ここら辺を誤っている教員は他にも見られますし、新人ちゃんのクラスが男女の関係が崩壊してしまっている原因ですね。

何事も成功を目標におくから、プレッシャーを感じ、焦り、それに邪魔する存在にイライラしてしまう。

自分自身気を付けないとと感じるところです。




またよくやってしまう間違いで、新人ちゃんが見事にどツボにはまってしまっているのが、力による征服を試みることです。

必ず来なさい、ちゃんと歌いなさい、歌わなければ説教。

かなり苦しそうです。

ここら辺は、次に書く体罰について思うことにも関連します。


当然合唱に向かう姿勢には必ず個人差があります。

そこでどのように少しでもやる気にさせ、クラスみんなを同じ方向に向かわせるか。


ここでも焦りは禁物だと思います。

まずは少しでもいる、やる気のある子達からスタートをさせ、決してやらない子を否定させないよう指導しています。

やる気がなくてあたりまえ。

そこを理解することが大切だと思います。

例えば、あり得ない話ですが、クラスでヘビメタの曲に合わせたヘッドバンキングの発表会があるとします。

ヘビメタが好きな子は当然やる気もあるし楽しんでやります。

でもそうじゃない生徒は当然「なんでこんなことやらなければいけないの?」「恥ずかしい」「疲れる」と真面目に取り組まないででょう。

どこかで合唱を「やってあたりまえ」という気持ちがあっては、絶対にやらない子を動かすことはできない。

やらない子の気持ちを理解した上で、どうしたらその子達を動かせるか。


自分は合唱委員に対しては、とにかくまずは一生懸命自分たちが粘り強く動くことと、そしてどうしても困った時の手紙を読ませました。

島旅行後の一発目のホームルームで一度手紙を読んでからの変化。

そして、その後も何度かの話し合いや悶着を通じてのクラスの変化。


自分は多少ホームルームで語ることはありますが、基本的に合唱委員のサポートに専念。

悶着があるからクラスはまとまっていくんだよ。

こう考えてみたら?否定しても何も起きないよ。


本当に合唱委員の子は素晴らしい子で、粘り強く我慢しながら一生懸命頑張ってくれています。



自分が話したことは

・リハーサルの時に、よ~く他の生徒の歌っている姿を見ること。

一生懸命歌っている人と、スカシて歌ってない人やモジモジしている人。

どっちに自分がなりたいのか?どっちが格好良くて格好悪いか。

いかにモジモジしていると逆に格好悪いか確認してみよう。



・クラスを好きになることについて。

前にも一度言ったけど、このクラスは2年間一緒に過ごすクラス。

クラスが好きな生徒も、そうじゃない生徒も、一人ひとり気持ちが当然あると思う。

でも、このクラスのメンバーは絶対に変えられないし、君たちの学生生活最後のクラスメイト。

どうせ過ごすんだったら、好きになって楽しく過ごした方がいいんじゃない?

よく前のクラスや中学のクラスと比較して、あの時の方が良かったと言う子がいる。

あるいは自分は一人で生きていけるし、クラスなんてどうでもいいと言う子がいる。

でも、このクラスは一人ひとりが作っていることを忘れてはいけない。

誰かが作ってくれるのではなく、あなたがどう行動し、どう考えるか。

それでクラスは作られている。

また一人で生きていけると思ってる人。

親やその他の人にどれだけお世話になっているかも気が付けないのですか。

一人だけで生きていける社会なんて、どこかの無人島生活しかありえません。

必ず社会人になるということは誰かと関係を持ちながら生きていくことです。


君たちが今置かれている環境でどのように考え行動するか。

ないもの、納得しないものを嘆いて、嫌だなと思いながら生活するのか。

それとも置かれた環境を、自分でどのように良くしていこうと思えるのか。

そこがまさに人間力だと思うよ。

自分も学校という現場で、様々な思うことがあります。

でも、君たちにより良い教育環境を提供するためには、色々と我慢し、それぞれの先生を好きになってより良い組織を作るよう心がけています。

君たちがこれからどう行動するか。

これから楽しみにしています。




合唱委員が昨日言っていたこと。

うちのクラスは中途半端に自己主張が強い生徒が多くて大変。

自己主張はするんだけど、でもリーダーにはなってくれない。

言いたいことだけ言って、でも自分勝手。



ある意味担任の性格に似ているのかもしれません。



でも、クラスの結束力はかなり強まってきた感じがします。

土曜の授業の午後も40人中34人が残って練習していました。

朝練も遅れる子が多いですが、少しずつ人数が増えています。



昨日以下のようなメールがきました。


合唱練の時は大丈夫なんですけど終わった後自習室入った瞬間に疲れがどっっっと一気にふってきて15分寝ようと思ってアラームかけるんですけどそれじゃ起きなくて1時間がっつり寝てしまって起きると頭がずっとぼんやりして立つとふらふらになって地に足がつかない状態でなにもできなくてただ教材をじっと眺めながら合唱の事をずっと考えてそしたら30分すぎてて一詩人がずっと頭からはなれないで次の日の練習方法を考えながら帰ってクラスの事を考えながらお風呂にはいってご飯食べたら12時になるんですけど色々合唱のことを考えるとなかなか眠れなくて次の日朝練で早く起きて寝不足で授業中に寝てしまって



てゆうのが今週ずっとで勉強が手につかないんです
どうしたらいいと思いますか?



とりあえず残りわずかなのでどっぷり浸かっていいんじゃない、と返信しました。


間違いなくこの子にとってはとてもいい経験になったでしょう。

あと少しのところなので、きちんとサポートをして、頑張りたいと思います。
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by shun-sensei | 2013-02-03 14:44 | 担任業 | Trackback | Comments(0)