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合唱の結果

何とか無事に終えることが出来ました。


前日のホームルームではとにかく褒めて褒めて褒めちぎりました。

クラスとして10月頃に比べると本当にまとまってきたと思う。

合唱も○組らしいフワフワした優しい演奏が素晴らしい。

また自由曲もよくここまで仕上げた。

当日は「音を楽しむ」のが音楽なのだから、賞とか考えずにとにかく音の響きを楽しんでこよう。

一生で最後の合唱、あのような立派なホールで歌う最後の機会を楽しんで来よう。




男子が3名ほどインフルにかかって欠席してしまいましたが。

クラスの結束力の高まりを感じられる演奏を聞かせてくれました。

聞きながら撮影していたのですが、泣きそうになりました。

午前の5番手だったのですが、もう聞き終わった時点で満足感マックスです。


ただ、その後他のクラスの演奏を聴いていると、何とか3位には入賞できるかもしれない、という気持ちが出てきてソワソワ。

課題曲は各パートの声量は不足しているのですが。

また一部音程が出ない部分などもあったのですが。

曲がゆったりした優しい曲だったのですが、それを一番うまく表現はできていたと思います。


指揮者もその部分を大切にしていて、音楽の先生からも○組らしい歌い方で個人的には好きだけどなぁと言っていただいていました。


さて、結果なのですが。

昨年度は1位と3位を我々の学年が取りました。

修学旅行もあり、2年は不利なのかな、と思っていましたが。

今年は1位~3位を2年生が独占することが出来ました。



そして自分のクラスなのですが。

なんと大健闘の3位をいただくことが出来ました。

同じ3位でも去年よりもはるかに嬉しい3位でした。



去年はひたすら合唱委員の生徒の相談に乗りながら、2人共病んで練習に出られなくなったり。

女子VS男子の攻防の調整役や女子の愚痴を聞いたり。

とにかく手がかかってつかんだ3位でした。

でも、実は音楽的な力は高いクラスだったことが今年になって分かりました。

楽譜を読める生徒や、音程の調整をしてくれる生徒、歌える生徒が多かった。


それに対して、今年は本当に手はかからなかったのですが。

とにかく音楽の力としてはとても低いところからのスタート。

楽譜を読める生徒もほとんどいなくて。

合唱委員の片方の生徒が何から何まで全てやらないと練習が成り立たない状態。

「ちゃんとやろう」とかの声掛けをしてサポートをする生徒はいたのですが。

肝心の音楽の指導や音が分かる生徒が一人だけ。

そんなクラスで3位になれたのは本当に奇跡的だと思います。



一番の勝因はとにかくその一人の合唱委員の力。

本当に素晴らしい生徒でした。

困ったり、悩んだりしても、5分話をすると「そっか、そうだ」とポジティブに捉え直すことができます。

「○○君はこういう生徒だから、こうしてあげると力を出せる」と普通は怒ってしまう場面でも辛抱強く対応していました。

「手紙を書いてみんなに読んでみたら?」というアドバイスも、なかなか普通は照れ臭かったり、いい文章が書けなかったりするものですが。

修学旅行明けにみんなに向けた手紙の朗読で一気にみんなの気持ちをつかみ。

その後も何回か細かい「いざこざ」はあったようですが。

全て調整から何から一人でやりきりました。



将来は教員になりたいと言っています。

もうすでに新人ちゃんより何倍も教員としての能力はあると思います。

いい先生になれるよう、これからも指導を続けたいと思います。

最後に、当日の夜、彼女から送られたメールです。



夜分おそく失礼します



3位、とれましたね!!!!
(^^)/
二日前までハミングの音もわからなかったクラスが賞をいただけるのは本当に奇跡みたいなものです


私としては去年の金賞より価値のある銅賞です


やっぱりshun先生の熱心な生徒へのご指導のおかげだと思います!!!本当にそう思います



今回指揮者をしてて思ったのは伝えたい事をうまく表現してわかるように皆に伝える事の難しさです
まだまだ自分は本当に勉強不足だなと思いました
この勉強は机の上以外の勉強も含まれてます
もっと沢山勉強をして本を沢山読んで自分を高めないと人に伝えるということはできないなと思いました


あと、こういう人が成長していくキラキラしたものを将来ずっと隣で見ていたいなあと思って教師になりたいという気持ちも高まりました!


だから受験がんばります!!!



合唱祭実行委員と指揮者をして中々大変すぎましたが、得るものは本当に大きかったです

これを糧にしてこれからもがんばります!


本当に助けてくれて導いてくれたshun先生には感謝です!!!


あと1年ちょいよろしくお願いしますo(^▽^)o




彼女に、そしてクラスに対して、そして足を引っ張った生徒たちに、どのように話をするか今考え中です。

この仕事はやっぱり楽しいしやりがいがあります!!
by shun-sensei | 2013-02-10 17:17 | 担任業