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授業見学②中高一貫校

第二弾は都内のある中高一貫校。



社会科教室に生徒20名に対して教員は40名くらいが見学。取り囲む感じの中での授業。

初めに英語での挨拶から簡単なinteraction。たしかオリンピックだったかな?

かなり流暢に話す生徒が印象的であった。



その後ブックレポートを生徒が何も見ないで行う。

これまた準備がしっかりされているのか、それとも英語で話す力がそれだけすごいのか。

文法のミスなどがないところを考えるとしっかり準備していたのだろう。

しかしこれだけ大勢の教員の前で素晴らしい発表でした。

残りの生徒は記録用紙に記録し提出をする。



その後前回の教科書の復習へ。

新出単語をフラッシュカードを使って発音させながら意味を確認していく。

その後教科書本文をペアでシャドーウィングし、ペアでのsummaryの共有も行う。

最後に2名がクラス全体にsummaryを発表する。

教員はそれを評価している。



その後ディクテーションテストで教師の読み上げに対して文法ポイントを含む2つの文を完全ディクテーション。

その場で回収したのちに文法のポイントを解説。これは日本語で行っていた。



そしていよいよメインの教科書の活動へ。

まずCDを聞かせる際、必ず指でなぞりながら聞くように指示。

これは小さなことだが、集中して聞かせるためのよい工夫であろう。


その後本文に関して教員から英問を発せられるので、それに対する英問をパートナーに行うというスタイル。

その後フラッシュカードを使って新出単語を確認。素早くリズミカルに行っていた。


そして本文に対する理解だが、ここで訳読の英語バージョンみたいな感じになっていて少し残念。

正直この内容であれば、プリントにするとか日本語でサクっと進めればいいだけでは?と思ってしまった。

またこの時間帯になり急激に生徒の生き生きとした様子や集中力が落ちてしまい、実際最前列で居眠りをしてしまっている生徒もいた。

そして最後には音読。



メモが残っていないが、指導案には①mim-mem②translation reading③overlapping④non-stop reeding(2min)立って⑤competition readingと書いてある。

そして最後に宿題などのチェックをして終了。




 中3終了時点でのアンケートの結果など充実した資料であった。

生徒たち自身がそれぞれの活動や教材に対してどのような印象を持っているか、何が役に立ち何が役に立たなかったかが書いてあり興味深い。

年に一回、英検を授業内で全員受験にしている!!

英語を好きにさせて伸ばしていくというより、どちらかと言うと徹底的に管理をしてやらせるスタイル。

習熟度ではなく単純に1クラスを2展開しているそう。

予習復習の仕方や評価の仕方をかなり細かく生徒や保護者に周知徹底している。また定期試験の評価に対する割合は50%とかなり低く、その他を授業態度や音読テストで行っている。




 感想としては生徒の英語の発音や英語での表現力に対しては素晴らしいの一言。

また、積極的に参加する姿勢も素晴らしいなと思った。

1クラスを文法の授業以外すべて2展開できることはとてもうらやましい。


 また、すべての授業に対して本時のような指導案のようなものを作成し、ペアと授業の質を均一化しているそうで、細かい提出物のチェックなどと共に、とても手厚い指導を行っている。

それだけに、途中の訳読の英語バージョンみたいな時間をもう少し工夫できたのかなと思った。

またプリントなどを作成することでもう少し時間を有効に使えるのでは?と思った。




授業見学は本当に参考になることや、刺激を受けることができて勉強になります!!

仕事はたまってしまうんですけどね。
by shun-sensei | 2014-02-02 09:20 | 英語教育