生徒との信頼関係の欠如

最近また生徒とのショッキングなことがありました。


shun-senseiは就任当初にあえて自ら宿題を多く出すキャラを打ち出しました。

これがその後生徒との信頼関係を作る上で大きな足かせとなることを知らずに。

自分自身が担任をしているクラスの生徒に対しては、日々のたくさんの関わりから信頼関係が築けています。

それなので、宿題を多く出してもあまり不満も聞こえてきません。

しかし難しかったのが他のクラスです。

そこはまだ中学生。

宿題を多く出す→嫌なやつ→嫌い

という思考回路ができてしまっているグループがいくつか見られます。

今回はそのようなグループとの信頼関係の欠如を考えさせられるような出来事を紹介します。



さて、昨年度までは宿題をやってこなかった生徒に対してチェックをつけ、やってくるまで呼び出しを続けるというシステムでやっていました。

しかし、「〜しない」ことを評価するのではなく、「〜している」ことを評価しようと今年からシステムを変更しました。

今年から特製の印鑑を作成し、その印鑑を宿題などを頑張った分に応じて押していくというシステムに変更しました。

このシステムは効果てきめんで、宿題の未提出率が大幅に上がり、生徒からも評判が良いです。



そして時々授業内でクイズ大会のような形で文法の演習を行い、その優秀者にはその印鑑をプレゼントのような形も実施しました。

生徒たちはめちゃくちゃ盛り上がり、必死に正解が何かと考える話し合い、授業に積極的に参加してくれました。



またGW明けの宿題テストでは、五十点以下の生徒はGWの宿題の分の印鑑を半分にするよ、としてただ闇雲に写して来るのではなく、きちんと力をつける勉強をするように指導しました。

いつも以上に一生懸命宿題に取り組んでくれたと思います。


ただこのやり方についても反省をし、できなかったら半分ではなく、できた生徒を評価しようと夏休みの宿題時には変更。

夏休み宿題テストで80点以上は夏休みの宿題の印鑑を倍にする!!というシステムに。

実はこの80点以上は倍というのに対しては大きな反感を持つ生徒が大勢いたそうです。

基本的には宿題をやってきさえすれば80点を取れるような簡単なテストなのですが、自信のない生徒にとっては大きな不満感を生んでしまうことになりました。




そして先日少し宿題が多かった時に、印鑑を一個オマケで押すよと言った時に、生徒から不満の声が上がりました。

「先生、私たちを印鑑で釣ろうとしないでください。」

「みんな言ってますよ、そうやって印鑑で生徒を釣ろうとしているって」

「夏休みの宿題の時の倍というシステム。あれはマジであり得ない・・・」


いやぁ・・・反省です。


ただ、こちらとしてはみんなの盛り上がりに合わせていただけのつもりだったのですが・・・。

「もう中3なんだから、そんな印鑑みたいなもので釣られません」

ってみんな中3とは思えないくらい盛り上がってたじゃん・・・。

今まで一度もなかったくらい宿題をみんなやるようになったじゃん・・・。



翌日の授業で、印鑑を導入した経緯と、こちらの真意を伝えました。

そしてそういう風に取られてしまい、気分を害した生徒がいるなら謝ります、ときちんと謝罪しました。

そして宿題というものに対する自分の考えを伝えました。




宿題なんて本当はどうでもいい。

ただ出さないとどうしてもみんな日々の忙しさに追われ、何もやらなくなってしまう。

こちらとしては、君たちが英語の力をつけてくれさえすれば、何を自宅で勉強してくれても構わないことを。

だから印鑑にすることによって、たとえ宿題ではなくても、自宅で行った英語学習に対して印鑑を押すようなシステムになっていたことを。

こちらとしても印鑑なんて別にいいのだと。

君たちが毎日毎日英語の学習に取り組むきっかけが何かあれば、それで十分だと。



宿題なんて本当は出す必要がない。

君たちが自分で日々の授業をきちんと復習ができるならば。

それが先生の目指す宿題制度の理想形。



響いたクラスにはとても響いたようでした。

「今までの中で1番先生らしい考え方でした。」

「きちんと真意を正直に正面から話してくれる先生は少ない。だから先生は信頼できます。」

「何か謝られると逆に申し訳ない。別に先生は悪いことをしたわけじゃないのだから」

という肯定的な意見が渦巻いたクラス。



「じゃぁ宿題なんて出すなよ。言い訳してるだけじゃん。」と最後まで手応えのなかったクラス。



反応は様々でした。

まぁ、だから面白いのでしょうか。

中学生は思ったことをすぐに口に出します。

こちらも、基本的に思ったことは言え、おかしいと思ったならどんどん伝えろ、と指導しているので、自分に対してはどんどんズバズバ思ったことを言います。

前職で高校生を教えていた頃はほとんど経験しなかった嫌悪感を思いっきり見せる生徒もずいぶんいます。



これが自分がうまく信頼関係を作れていないからなのか。

それとも中学3年生を指導しているからなのか。

前職ではほとんど悩むことのなかった生徒との人間関係で若干苦戦を強いられています。




原因を作ったのは自分です。

それなのでとことんそれと向き合いたいと思います。

伝わっている生徒には伝わっています。

一つずつ逃げずにきちんと伝え続ける。

それしかないと思います。



伝わり信頼関係を伝えてくれた生徒には本当に救われました。

これからも頑張ろうと思いました。

伝わらない生徒には、悲しさのような気持ちもありましたが、彼らの気持ちもよ〜く分かります。



伝え続けよう!!
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Commented by 社会科 at 2016-04-25 01:53 x
お疲れ様です。中学校社会科の教員をしています。
私もその方法を年に数回使いますが、やはり同じ物では効果が続きませんので、毎回ご褒美を変えます。
ちなみに、特に人気があるのは昔のお金です。これを貰うためならどんな課題でもやってきます。外国のコインをあげてはどうですか。
あと、あげるときは必ず全員に平等にあたえます。
「これはちゃんと全員がもらえますから安心してください。なぜなら課題を提出できない人は、終わるまで私が付き合うからです。( ̄ー ̄)ニヤリ」→爆笑
by shun-sensei | 2015-10-24 21:47 | 中高一貫校職場関係 | Trackback | Comments(1)