GTEC CBT受験記ースピーキング編ー

GTEC CBTの受験記録と、勝手な分析と対策紹介もそろそろ終盤になりました。

今回は話す力、スピーキングです。


話す力の試験というと今まで生徒が経験しているのは英検くらいでしょうか。

あとは授業内でのパフォーマンステストとして、準備した原稿等を暗唱したスピーチなどでしょうか?

なかなか即興的な発話を試す機会は少ないでしょう(英検でも後半1~2問即興的な発話を少しだけ求められますが)。

高校や大学入試においてスピーキングの試験はほとんどありません。

それなので、生徒にとっても教員にとってもなれない試験がスピーキングの試験だと思います。




さてスピーキングの試験は全部で20分間。

3つのセクションに分かれています。

大雑把に紹介すると、
1会話応答問題
2情報伝達および照会問題
3意見展開問題
です。

セクション1が2分、セクション2が6分、セクション3が12分です。



セクション1
スピーキングは画面に出てきた先生からの質問に答えていくというものから始まりました。

初めは名前とどこから来たのか?から始まり、その後どんな本が好きか?とどうしてそれが好きなのか?どこで普段本を読むかを聞かれて30秒で答えていくというものでした。

まだ慣れていなかったのと、本当は好きでもない小説が好きと答えてしまったため、あまりうまく答えられませんでした。


やっぱり慣れは重要ですね。



セクション2
その後は、公園のチラシを見ながら、友達にそこがどんな公園でどうやっていけるかを地図を見て説明しながらその公園に誘うというのを60秒で行いました。

これは相手の留守電に録音するという仮定で行われここからは考える時間が30秒とか60秒与えられてから録音するという形式になりました。


その次の質問は、友達がこっちに行こうと動物園のチラシを送ってきたとしてどう答えるか、2つ以上理由をつけて留守電に入れなさいというもの、賛成しても反対してもオッケーという設定でした。


最後にはその動物園に問い合わせをするとして、相手が留守電だったらどう質問するかというものも。

質問は自分で考えられるので楽でしたが、状況が少し無理があるのでどう返信してもらうのかの説明などに迷いました。

とりあえず適当な番号とアドレスを伝えておきました。




セクション3
そしてどんどん抽象度が上がり、長めの説明が求められるようになりました。

一つは生徒が学校で成功する際教員の影響は大きいか?というもの。

その後はテストが教育において良くないという意見と、必要だという意見があるがあなたはどう考えるか?というもの。

一つ目の質問が90秒考えて90秒以内に答える、2つ目は180秒考えて180秒で答えるというものでした。

どちらも自分の意見をサポートする理由を2つあげてという制限付きでした。



どちらもどれくらい細く詳しく語るかも悩みながら答えました。

話す能力だけでなく、論理性や組み立て力も求められるのでしょうね。



最後には理想的な教員とはどのような教員か?という教師にとっては少し答えにくい質問に即答するというもの。

こちらは即答で60秒以内だったかな。


最後にいきなり即答があるのは初めに指示にあったのでしょうが、忘れていたので不意を突かれ焦りました。

また理想的な教員という現在の立場からすると情報がありすぎるため、正直しどろもどろになりかけた瞬間もありました。



さて、点数ですが、こちらもまた若干恥ずかしい点数で、

350点満点中

299点でした。

これまたGRADE6で今回も引用すると

日本の社会問題などに関するスピーチを英語で行い、質問にも英語で答えられます。またネイティブ・スピーカーと、身近な話題で新たな質問を思いつくなどして話題を発展させることができます。
Bennese GTEC CBT公式サイト内 フィードバックのページ
http://www.benesse-gtec.com/cbt/about/feedback


だそうです。


足りなかった点はライティング同様準備の部分がありました。


特に
・自分はネイティブスピードで話すため、大幅に時間が余ってしまった。そこでついつい余計な一言を付け加えてしまい、全体の論理性を崩した場面が二回くらいありました。

・留守電の決まり文句がテンパって思いつかず、本当の電話番号を言うのもと思い、ブラーブラーブラーと言ってしまった。

・最後の質問が教員にとってはあまりに深い質問過ぎて考え込みすぎた。

・アカデミックなトピックに関する論理的に語る能力というか意識が不十分であった。また、アカデミックレベルの語彙がなかなか出てこない自分自身の語彙力という弱点。




さて、話す力は書く力同様に自分自身の中で表現をなるべく多く持ち、それを即座に使えるレベルまで繰り返し使う練習が必要だと思います。

例えば即興でスピーチを行う→それをボイスレコーダーなどで録音→書き起こして先生に見てもらう

などの対策も可能でしょう。

あとは、大好きな映画があれば、そのセリフはすべて覚えるまで繰り返し言い続けるという手もあります。

その映画に出てくる会話例に関しては自分でも自然と使えるようになるでしょう。



ライティングやスピーキングはまるで魔法のような近道をちらつかせる大人が大勢いるかもしれません。

でも、その大人たちは間違いなくそれ以外の方法で英語を身につけています。

その後、商売のために表現集であったり、テクニックだったりを後付けで魔法かのように紹介します。




私は理想の表現集ってまずは中学校3年間の教科書かなって思います。

中学校3年間の検定教科書をきちんとすべて暗唱できるだけでかなりの表現がカバーされます。

語彙もこれらを使いこなすだけで、かなりの必要な語彙になります。

その中学校の教科書を、3年間かけて日本語を介さずに自然と出てくるまで繰り返し使わせる。

そんな指導で十分に私の前任校の大学1年生くらいのスピーキング力やライティング力が身に付きます。



それを中学校レベルの教科書さえ日本語に訳したり文法の説明したり。

あるいは学校の地道な活動を馬鹿にして塾に行って文法や単語ばかり勉強しちゃうのが今の日本のダメな中学生。

それをさせちゃう日本の親があまりに多すぎます。

そして私立の進学校でも焦って先を先をと急ぎすぎていると思います。

まずは検定教科書の暗唱と応用した活動などのアウトプット活動を徹底的に行うべきだと思います。




それなので、今からスピーキング対策を何をするか?

是非中学校3年間の教科書を音を使って徹底的に音読し続けてください。

自然と次々と表現が言えるようになるまで、いくつか語を隠したり、最初の2語だけにしたり、最初の1語、何も見ずにと地道に続けてください。




またどうしても教科書をなくしてしまった生徒は『ダイアローグ1200』という単語集を徹底的に暗唱しましょう。

CDがついておりかなり日常的な会話表現が次々と出てくるのがこの本の特徴です。

語彙の勉強もできて一石二鳥です。


スピーキングとライティングの力がついてくると、比例してリーディングやリスニングの力も伸びてくるから不思議です。

どんどん書いてしゃべってというアウトプットを毎日毎日続けてください。






4回にわたり、現役英語教員によるGTEC CBT受験記+対策方法などをお伝えしました。

スコアなど、正直公開するのが恥ずかしなと思う部分もありましたが、現実に知っておいて欲しいことがたくさんあったため公開しました。

個人的にはGTEC CBTは素晴らし試験だと思います。

きちんと海外に留学して必要な英語力をつけるために必要な力を測定しているのが一番の理由です。

全ての大学入試がこの試験になったら、どれだけ現場の授業が変わるのだろうとワクワクさせられます。

それなので一人でも多くの受験生がこの外部試験という道を大学入試で選べるよう各大学には改革を期待したいですね。

そして、1人でも多くの受験生に、恐れずにこちらの道を選んでほしいと思います。

今までの大学入試のための勉強よりはるかに役立つ学習方法です。




そして、今回はまだ自分がGTEC CBTしか受験していないため、やたらGTEC CBT推しの書き方になっています。

次は英検主催のTEAPも受験をし、その違いなどについてまた書けたらと思います。

現段階ではGTEC CBTだろうとTEAPだろうとどちらでもいいので、もし自分の志望校に外部試験を活用するという選択肢があるのならそれを選んでください。

そして高1、高2の学生は早い段階からこれらの試験を最終目標にして日々の英語学習を進めてください。

一刻も早くノートに本文を写して、和訳を作成する、辞書をひくという効率の悪い学習から脱却してください。
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by shun-sensei | 2016-05-28 19:46 | TEAP, GTECなど4技能外部試験 | Trackback | Comments(0)