2016年 08月 27日
TEAP利用大学の最新情報と限界に感じること第一部はTEAPの概要説明とTEAP指導用手引きの解説
第二部は指導用手引きを使ったスキルアップ講座
という二部構成でした。
今日はそのうちの第一部前半のTEAP概要説明の部分をリポートしたいと思います。
まず初めにTEAPの概要説明として、いかに現代が英語の4技能がより重要になっているかの説明がありました。
特に楽天やブリジストンに続き、ホンダでも2020年までに英語を公用語にするという情報が自分にとっては初耳でした。
また、改めてこのブログでも紹介したSGUの各大学が出している4技能を計る外部試験の導入の紹介がされました。
ここで発表者の方は、4技能を計る外部試験の一般入試への導入の目標値と紹介されていましたが、実際は入学者定員に対する割合なので、推薦入試やAO入試、内部推薦や留学生も含めた入学者全体に対する定員も含まれ、現実的には一般入試に含める割合は限定的なようです。
とても残念なことですが、筑波大学のように100%を掲げている大学もあるので、希望を持ち続けたいと思います。
また今年度から導入を決定した青山学院大学の経営学部と経済学部の一部入試においては、TEAPのスコアをそのまま合格判定に使用するという初めてのケースだそうです。
これまでの出願要件などと異なり、4技能の点数が高ければ高いほど入試に有利になるという素晴らしい制度だと思います。
是非他の大学も続いて欲しい方式ですし、また他の4技能外部試験も活用できるように調整を行って欲しいと思います。
また、スピーキングの試験に関しては、インタラクションをとても重視されているとのことでした。
一方的に話すだけでなく、面接官に質問をさせるなどの方式もこのような理念に基づくのでしょうね。
それなので、そこまでの会話と全く異なる準備をしてきた質問ではもしかしたら点数は低いのかもしれません。
きちんとそこまでの会話を踏まえた上で、インタラクティブな質問をその場ですることを求めているのかなぁと聞いていて思いました。
さて、次回はいよいよ今回この会に参加をした理由であるライティングテスト指導者用手引きとその活用方法についてリポートしたいと思います。