2017年 12月 09日
目の前の生徒のためにできることは何でもやるべきかこれまでは各学年主体でやりたいようにやっていたことにより、どんどん膨らんだ行事の数々。
それを世代交代とともに厳選し、分掌主体の学校経営が行われようとしています。
実際業務量について来れず、新規で採用された先生方が次々と倒れてしまう状況がここのところ続いていました。
何とか分掌主体で今年度から新たな6年計画を始めたのですが・・・。
ある学年はとある事情により、学年主任ができるレベルの教員が複数います。
本来その半分を1年生に残す予定で組んだ学年団だったのですが、ある事情に全員で学年を上がってしまいました。
そうすると、当然その学年団は処理力も高いため、学年独自のこだわりが強くなります。
あれもしたい、これもしたい、と分掌との会議で提案します。
そこを、改めて改革をした経緯や意図を伝え何とか抑えようとするも、どうも納得できないその学年の担当者。
その担当者の気持ちもよく分かります。
目の前の生徒のためになることなのになんでやらないのだ。
大人の事情でやれることをやらないのは教育としてはどうなのか。
自分たちの学年だけでいいからやらせて欲しい。
何だか数年前の誰かさんみたいですね・・・。
しかしその次の学年は逆に担任団が非常にギリギリの状況です。
元々降りる予定だった学年主任候補たちを欠き、急遽他の学年の教員を充てました。
入る予定ではなかった新人なども入れざるを得ない状況でした。
それより今後の長い視点で、もっともっと余裕のある学級経営を目指して、議論を重ね決められたことが初年度から逆方向の提案にあっています。
自分たちの学年団がどのような構成で、学校全体を見た時に継続可能な企画かどうか。
行事を減らし、もう少し授業や入試研究などに教員の時間を割りあてられるようにした意図。
そのような視点の狭さ、薄さに、教員何年やってるんだよ・・・と呆れる主任。
若く経験の少ない教員なら仕方ありませんが、ある一定の経験のある先生にはもっと学校全体という視点で物事を見てもらいたいものです。
これから人材はもっともっと足りなくなると思います。
そのような先生方でもある程度の余裕をもって学級経営を行えるような仕組みづくり。
それにかかわることで今までになかった視点を自分自身も身につけられています。
難しいですねぇ。