2016年 04月 23日 ( 1 )

最近本校に入ってきた新人を見ていて気になる点や、村田先生に自分が言われたことを本日はまとめたいと思います。



村田先生は都立高校の教員になる前は民間のスポーツ用品会社で営業をしていました。

その頃によく上司に言われた言葉らしいのですが紹介します。

まず新人とは半人前であり、正直会社にとってはお荷物、足を引っ張る存在である。

だから、自分にできる数少ないことを率先してやるように言われていたそうです。

朝一番に行き掃除するをことや、ゴミ捨てなどの職場を整えることなら新人でもできる。

この話を自分は2~3回一年目の初めの頃に聞かされました。

当時はまだ気がついていませんでしたが、多分自分へのメッセージだったのだと思います。

一年目から自分は仕事ができる人間と勘違いし、そのような謙虚な気持ちがない自分へのメッセージ。

確かに思い出すと、ガハハおじさんの元管理職の武田先生にも、篠田先生みたいに遅くまで残って成績ファイルの仕組みとか学んでおくといいよぉと言われたことがありました。



この時英語科には4年目の篠田先生という男性の先生がいました。

新規採用教員が来るということで、一番の若手だったその先生はとてもワクワクしながらかわいい新人を期待していたそうです。

そこで来たのが自分より年上の、自分は仕事ができるぞ、という生意気な自分だったため、よく冗談で新採詐欺だ~って言われていました。

当時の自分はライフワークバランスを今度こそ、と思っていたので、確かに休日はきちんと休み、退勤時刻も早かった記憶があります。

月日とともに任される仕事も増え、気が付くと朝一番に出勤し学校を閉める役割をすることも増えていったのですが、最初の数か月はかなり早く帰っていた記憶があります。

そこで、おそらくですが、その篠田先生的には自分の仕事への向かい合い方がとにかく納得できなかったのだと思います。

そのような愚痴を聞いた村田先生や武田先生がやんわりと自分に伝えてくれていたのだと思います。



振り返れば確かに当時の自分は何様だって感じで、すべてが分かったつもりで、自分の方が仕事ができるという気持ちもありながら働いていたと思います。

初期のブログの記事を見てもその思い上がりの様子が伝わってきますね・・・。

ただ、自分が経験した民間の塾という教育産業の視点は、当時も管理職からどんどん取り入れてと言われましたし、現在の学校でも役立っています。

古き良き都立高校ののんびりした仕事の仕方の皆様に対し、自分が任され行うようになった仕事は今思い出しても非常に多く、よく頑張っていたなとも思います。

当時の校長からはよく、若いんだからもっと暴走というか突っ走って周りがそれをカバーするくらいでいいと思うよ、と数回アドバイスをいただきました。

反省はありますが、でもそれがあったからあれだけの改革ができたのかな、とも思います。



さて、前置きが長くなりましたが、本校に赴任した新人の先生方を見てのメッセージです。

ある程度の経験のある先生方(民間を含めて)はやはり素晴らしい。

本校で採用されるのはやはりこういう先生なんだなと改めて思わされます。




一方で、産休の先生の代わりに一時的に常勤講師としていらっしゃった若い先生には違和感を覚えることが非常に多くあります。

もちろん経験値がない中で本校の業務量(都立の10倍のイメージです)にいきなりさらされ、しかも採用試験の対策もしながら働かなければいけないのはとても大変だと思います。

また、本校にずっと勤めるつもりでもなく、あくまで本命は公立の教員になることだということも分かります。

しかし、会議に出ていれば、どれだけの仕事があり、でも自分にはその一人分どころか0.1人分の仕事しか割り当てられていないことが分からないかなぁ・・・。

せいぜい電話は率先して取る、とか、コピー用紙の補充を手伝う、とか何か手伝えることがないかという視点になることはないのかなぁ。

そういうところではとにかく消極的なのに、割り当てられなかった女子ダンス部の練習のお手伝いをしたいと何度もしつこく顧問の先生に申し出るのは何でなんだろなぁ・・・。

自分がダンス経験者だという事情は分かりますが、割り当てられた部活動や、その他の仕事が先じゃないのかなぁ・・・。(見た目はダンスとは対極的な方です)

生徒とのコミュニケーションは取れるのかなあ・・・。

そんな違和感を覚えますが、自分が指導する立場でもないので、遠目で見ながら昔の自分と照らし合わせてしまいます。




当時皆さんは自分に対して、そんな新たな仕事を提案する前にまずは校内の仕事を手伝えよ、って思われていたでしょうね。

本当にそういう部分では迷惑をかけながら、学校内の業務を一通り経験させていただき、色々と教えていただき、都立高校には心から感謝しています。

そのような半人前を一人前に育てていただきながら、すぐに退職するなんて本当無礼なことをしたなとちょっと反省しています。

でも、いつかもしかしたら都立高校に戻って、自分が現在の学校で経験したことを還元して恩返ししたいなと思うこともあります。

また、一年目は半人前でしたが、その後前任校に対して尽くした力でその後の前任校の人気やレベルの上がり方を見ると、ある程度は恩返しは果たしたかなとも思います。

前任校の先生にお会いすると、当時は自分にズバズバ反対意見を言い抵抗勢力だった先生も、色々と良い評価をくださいます。

自分も、当時は天敵のようにいつも立ちふさがりなんだよぉこの人と思いましたが、その抵抗こそが自分の成長や視点を増やすきっかけになったなと今では思えます。






新人の皆さんは新しい職場でどのように働いていますか?

おかしいなと思う部分はどんどん指摘し、若いフレッシュな視点で色々と提案をしてみてください。

でも、その分きちんと新人でもできる仕事を見つけ、少しでも学校に貢献するように地道な部分も頑張ってください。

確かに仕事を押し付けてくるような、ただ自分がサボりたいだけの先輩もいるでしょう。

でも、学校の仕事はやればやる程経験値が上がり、物事を見る視点が増えます。

教務的な視点で見るとどうか、生活指導的な視点では?進路的にはどうだろう?担任的な視点ではどうか。

おそらく新人の先生にあるのは、担任的な視点のごく浅い部分と少量の生活指導部的視点だと思います。

それが、実際に色々経験する中で視点が増え、また意見の分かれる部分が見えるようになります。

そうすると提案の仕方も、提案の内容も、提案のタイミングも変わってきます。

自分がよくアドバイスされた「根回し」も苦なくこなせるようになります。




自分の後に入ってきた新人たちを思い出すと、めちゃめちゃな「新人ちゃん」は置いておいて、おとなしい人が多かったと思います。

無難に任された仕事をこなすだけの人が多かったです。

でも、一生懸命さではみんな本当良くやっているなぁと感心させられることが多かった。

だからこそ、今回気になることが多いのかもしれません。

前任校の最後に行われた新人研修会では、以前校長からいただいたアドバイスを伝えました。

その後周りに迷惑がられながら、改革を起こしている先生がその中にいるようで、とても心強く思っています(プライベートでの行動はいただけませんが・・・)。




最初の数年は大変ですが、まずは仕事に打ち込んで楽しんで成長をしていってください。

やればやった分だけ面白さが分かるのがこの仕事です。

初めの数年に頑張らないと、なかなか後から仕事を覚えるのは難しくなります。

今の学び放題期間を生かして成長してください。
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by shun-sensei | 2016-04-23 16:04 | 教員採用試験 | Trackback | Comments(0)