カテゴリ:英語教育( 93 )

3年連続で受講しているドラゴン桜のモデルとなった竹岡先生の講座を受けてその効果と必要な準備を紹介します。

まず事前にあり得ないくらい分厚い教材が配布されますが、研修会の前までになるべくすべての問題に目を通しておくことをおススメします。

じっくり問題を読みこんだり解いたりまではしなくても、ざっとでいいのでそれぞれの長文の概要をつかんでおかないと、研修会中に話についていくのが難しくなります。

今年度だと240題の長文に目を通すことになるため、かなりの時間がかかりますが、最大限の効果を得るためには必要不可欠です。

研修当日には竹岡先生が生徒い配布するプリント一式が配布されます。

今年度だとB4で450枚のプリントでした。

これ自体を生徒に配布するだけである程度授業が成立する素晴らしいものです。

自分自身は研修中はひたすらどの教材をどの時期に生徒に解かせるかを厳選する感覚で先生のお話を聞きます。

どの時期にどのような形態で(家で解く、その場で解かせる、全員に解かせるか講習で希望者に解かせるか、など)活用するかを考えます。

竹岡先生からは差がつく問題、生徒の躓くポイントなどが開設されるので聞き逃さないようにしなければいけません。

先生は独特な語り口調のため、研修会に10講座以上参加した自分でも数回聞き取れないことがありますが、それを頭をフル回転して何を言ったかを予想することも大切だと思われます。


各出版社の出されている教材は悪くはありませんが、やはり実際の入試問題との間に差があります。

授業内で50分で使えるように500wordくらいに切り取られていたり、説明問題が同じパターンすぎたりすると思います。

本文の読みやすさも調整され、実際に生徒が本番で出会うレベルまで求められる問題集が少ないように思います。

しかしながら自分で教材を一から探して、解説プリントを作成するのでは手間がかかりすぎます。

この講座の自分自身の予習と先生からいただいたプリントのおかげでかなりの授業文のストックができました。

内容面でも興味深いもの、最近のトレンドの話題の入試問題を解かせることができます。

実際今年度の講座で扱われている英文の多くが2016年に出版された本や新聞の記事などでした。

なるべくトレンドの話題に取り組ませることで、生徒はより入試で有利になるようなチャンスがあり得ると思います。



また大切な姿勢も学ぶことができます。

生徒の答案を添削することで授業が作り上げられる。

生徒の答案から指導するポイントが限られる。

精読ばかり指導したがる予備校の本音。



竹岡先生の指導に対する発言は自分自身納得できることばかりです。

完全に同じ指導方法を取れていない部分はありますが、基本のスタンスはまったく同じだと思います。

遠く及びませんが、少しでも真似をさせていただき、一歩でも近づけるようにこれからも成長をし続けたいと思います。



受講しないと損な研修会だと思います。

中々予習はしんどいですが、最新の入試問題に目を通す機会が得られます。

受験指導をする先生には不可欠な研修会でしょう。

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by shun-sensei | 2017-11-18 09:41 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

夏休みの受講の報告です。

中野先生は困難高校を経て、都立白鴎高校で学年主任を努められた先生です。

年齢的にもう一度学年主任で6年間見ることは難しいだろうと早期退職をされ、現在は駒沢女子大学で教鞭を取っていらっしゃいます。

研修を通じ、先生の教育観であったり、学年担任団としての心得など学びの多い研修となりました。

先生自身の人柄も素晴らしく、一度一緒に押しごとをさせていただきたかったなと思いました。

学年に名前をつけたり、何かとダジャレで活動に名前をつけるのは生徒からするととても嬉しいでしょうね。

生徒を含めて学年全体が一つのチームとなり、きちんと実績を出されたのだと思います。

自分自身も今後の学年団に対して、また低学年を指導するときに真似を使用と思わされました。

指導は基本的には中学時には徹底した音読、暗唱、暗写からのりプロダクションを行われました。

自分自身の思う中学生に対すr指導方法も基本同じです。



様々な音読方法は中学生に対しては盛り上がって良いかもしれませんね。

しかし目的が早く読むこと、など、音読の本来の目的から外れたものもありました。

しかし先生はそれも分かった上で行っているようで、低学年時にはこのような音読方法も大切かもなと考えさせられました。

またリード&ルックアップの応用版であるカウントファイブ読みは真似しようと思いました。

パワポを作りこまれ、効果音を多用し、生徒をひきつける工夫は大変参考になりました。

高校の指導に課しては、重点が語彙指導や速読指導に移りました。

アルクの語彙集などは自分自身は使用したいとは思わされませんでした。



英語の指導法としては新たな発見は少なかったですが、教員としての基本姿勢や担任団をまとめることについて色々と学びのある研修となりました。

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by shun-sensei | 2017-11-11 08:26 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

ふとアマゾンで見かけ、購入をして読みました。


授業の見方「主体的・対話的で深い学び」の授業改善。

改めて自分自身の授業を客観視したいという気持ちがきっかけでした。


読んでみて新たな発見のようなものはありませんでした。

しかしながら講演会や研修会などでお話しさせていただく時の視点や伝えるべきことをまとめ直すことができました。

今回はそのような視点で読んだ感想というか、自分がまとめ直した内容を記録したいと思います。


まず本書は小学校の教員、その中でも社会科が専門の方が書いた本です。

小学校の教員の後、指導主事等を長く勤められ、現在は文部科学省視学官をされています。

どうしても小学校の授業、そして社会科の授業で具体例が取り上げられるため、他教科の先生ではつながりにくい点も感じられるかもしれません。

私も一回目に読んだときはそうでした。

まぁ、社会科だとね、とか、小学校だとそうだよね、という感じです。

しかし、改めてそれを現在の自分の勤務する高校英語に置き換えた時、様々な視点が見つかりました。



まず初めに英語の授業の目的とは何でしょうか?

皆さんが英語の授業を通じて生徒にどのような力をつけさせたいと思っているでしょうか。



自分自身が昔思っていた疑問点、指導の難しさはこの本質的な理解のズレが原因だったと思います。

必要な英語力をつけさせる。

そのために目指していたのが、必要な単語を覚えさせ、英文法や英語構文を理解させること。

教科書本文で出てきた重要な語彙や重要な文法項目、構文などは必ず伝えなければいけない。

生徒が自分自身で英文の構造を見抜けることができるように指導をしなければいけない。

教科書本文を理解させなければいけない。

このような観点で授業つくりをしていました。

当然授業時数は足りず、あれもこれも説明しなければと必死でした。

当然教科書会社が書いているいわゆる指導書は常に持ち歩き、教え漏れがないように心がけていました。

英文法や構文を上手にわかりやすく教え込むことに必死になり、パワポなどのスライドを用意して板書時間などの節約も目指した時期もありました。

徐々に解説型から自分で解説プリントを読みながら答え合わせを自主的にするタイプの授業にシフトしましたが、それでも英文構造を徹底的に解説しようという姿勢は変わりませんでした。

若干新出表現を使う機会(和文英訳を用意)を設定し、定着させようという工夫をするものの、それでも教科書本文を理解させることに重点を置いた授業でした。



現在の自分の目指す授業は当時からすると180度異なる方針と言えるでしょう。


具体的な指導例も含めて、今の自分の授業について紹介します。

まず教科書本文はあくまでその単元のテーマの理解を深める一部にすぎません。

教科書はある程度現在の生徒自身の力で理解できるようなレベルの教科書を使用します。

語彙だけを取り出して活動などは高2の今は一切行いません。

一文だけを取り出して訳したり指示語の内容を問うたりもしません。

あくまで教科書を活用して、何を考えさせ、何ができるようになるか、を考えて授業を構成していきます。



例えば最近ある機会に作った授業を紹介したいと思います。

この単元ではマダガスカルにおける環境破壊を扱っています。

人々の環境破壊により、バオバブという木が切り倒され、その結果洪水などの2次被害が起きています。また、森林破壊によりそこに生息していたこの島特有の動物などが住処を失います。それでも現地の方々は生きるために環境を破壊してお金を稼ぐしかできません。そこで様々な機関が環境教育を重視し、自然を実際に守る取り組み現地の学校で行う。

大体の概要は上記の通りです。

英文は決して優しくなく、また様々な文法や構文が章末に取り上げられます。


皆さんであればこの単元を通じて何を生徒に学ばせたいでしょうか。



私はこの単元を通じて、生徒に物事を見る視点を変えると全く異なって状況が見えることを繰り返し体験させました。

初めに環境破壊をなんで止められないのか、という点に注目して読んだり考えさせたりします。

我々先進国の立場から見るとこれ以上環境破壊はするべきではない、という一種の固定化した見方があります。

しかし当然我々が過去に環境を破壊した歴史があり、その上で現在の先進国という立場を確立しました。

今必死に生きようとする人たちに理解してもらうためにはどうすればよいかを考えさせます。

動物が住処を失いかわいそうと言うが、この便利な都会に住みながら環境を変えるなという主張はどう彼らには映るのか。

彼ら自身が自分たちの意思で持続可能な生き方を納得して見つけていくことしか方法はない。

そのためには教育環境が整えられなければいけない。

我々にできること、我々が主張することができることは何だろう。

その他の環境に関する問題にも同様の問題が存在するが、日本はどのような立場を取り、どのような役割を果たしていくべきだろうか。

そのために高校生の我々にできることは何だろうか。



以上のようなことを基本的には英語で読み、聞き(観て)、話して、書かせます。

4技能を駆使しながら、伝えきれないもどかしさと闘わせながら、できる限り深く考えさせるような授業を展開します。

教科書はあくまで授業のきっかけです。

生徒は物事を見る視点の大切さを知り、相手の立場に立つことの大切さを学びます。

世界における日本という立場を考えさせられ、本当の意味で世界にどのように貢献するべきかを考えます。

結果的にですが、教科書に登場するものはもちろん、そうではない語彙などもはるかに多く定着させていきます。

sustainable developmentなどと言った語彙が授業内で乱発されるため、必然的に彼らの中で豊富な語彙が形成されます。




英語「を」学ぶのではなく、英語「で」何を学ばせるか。

生徒の関心意欲を高めるような工夫を行い、心を揺さぶりながら次々と英語を使って様々な活動を行います。

教科書本文自体の表現を使わせることもとても大切なことなのでそれを大切にしながらも、そこからはみ出すことも次々と行います。

教科書本文の定着で止まらずに、さらに視野や視点、論理性や表現力、判断力や思考力も育成していきます。

結果的に数年間指導を行うと、他校の先生方からは「おたくの生徒さんだからこのような授業ができるのでしょうね、ウチではとても無理です」と言われるような自慢の生徒が育ちます。

指導がなくてもそのような力になる生徒もいたでしょう。

指導をしているが、授業のレベルに成長がついていかず幼いままの生徒もいます。

しかし、間違いなく、他校で指導を受けていたらここまで成長しなかった、こんな生き生きと学びに向かっていなかった生徒も大勢いると手ごたえを感じています。




通常の授業のやり方とは異なるため、生徒には授業の狙い、どのような力がつくのか、それが受験にもどのように役立つのか、我々が育てたい生徒とはどのような生徒なのか、等々逐一説明します。

文法や構文などだけを取り出して行う授業も併用しています。

週に1時間だけですが、それだけでも本当の英語力をつけた生徒であれば十分に力をつけられるようです。




定期考査が共通問題で同僚問題がある、など正直難しさもあるかもしれません。

しかし、まずは自分自身の授業の視点を考え直してみてはいかがでしょうか。

この本で紹介されている様々な授業の見方、考え方、は自分自身が授業を作っているときに大切にしていることばかりです。

生徒が自ら学びに向かいたいという気持ちになり、他者との対話を通じて自分自身の考えや意見を整理し、さらに深く考えさせるような課題に取り組ませながら、生徒の人間性を高めていく授業。

教科書や知識はあくまで考え、判断し、表現するための手段として活用し、その先にある答えのない問題に立ち向かわせる。

そのような学びを目指して今後も授業作りにこだわっていきたいと思います。

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by shun-sensei | 2017-11-04 09:23 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

前回に引き続き、駿台予備校の武富先生による一橋大入試問題研究会の報告をしたいと思います。


まずは英作文から。

一橋大学の自由英作文はここ数年かなり変更が多いです。

2000年ころから120~150語の本格的な自由英作文を課していて、かなり難しいテーマを出していたころもありました。

3問から選択なので、受験生は難しいテーマを避けて書けばいいだけなのですが、大学側の求める力の一つの目安としてやはり出題が印象的でした。

しかし準備された答案に当てはめられるのを嫌うのが東大と一橋大であり、どちらも準備した英文を書くのは不可能な出題となっている。

一橋大は昨年は絵を見てそれを描写するというもの。

評価は内容面に関してはおそらく行われておらず、あくまで英語表現面での評価だろう。

今年度はさらに特殊な出題で、しかも手紙を書くという形式。

受験生が一番選んだのが1のテーマで、3のテーマがそれに続きます。


はっきりと武富先生は「もうお手上げ」とおっしゃっていました。

一瞬その言葉の意味を理解できなかったのですが、先生はおそらく事前に準備をするような指導をイメージされているようで、それに関して「もうお手上げ」とのことのようでした。

センテンス単位でのインプットを行うトレーニングが必要とのことで、外大の要約パターンや東大が2016年に出題した続きを書かせるパターンを紹介されていました。

議論型から創作型へ明らかにシフトしているので、できる指導は限られてくるのかもしれません。



最後にリスニングです。

恥ずかしながらなかなかリスニング問題まで研究はできていませんでしたが、今回音声のイメージを聞かせていただけました。

まず一橋大のリスニングはディクテーションに近いのが特徴です。

3問の出題に対して3回も英文は読まれるので、いかに聞き取ってそれを書けるかが勝負のよう。

スピードはかなりゆっくりで、本校の生徒ならかなり高得点が取れるだろうなと思いました。

なお、今春はちょっとしたミスが大学側からあり、少し貴重なものが見えたようです。

とても参考になる情報をいただけました。

なお、ディクテーションに近いので、リスニング力だけでなく、スペルや文法力も見ているのでしょう。

大問と大問の間は1分程度の間があるので、そこで答案を完成させる必要性があります。

なお、聞くだけが通用するのはセンターレベルであり、この大学のレベルになると、聞きながらあれこれを行うような力が大切とのこと。

センター第4問Bをアレンジすると良い練習問題が作れるとのことでした。




さて、ライティングに関しては指導の根本的な考え方の違いを実感させられました。

短期で結果を出すために、出される表現を準備するような対策を考える予備校に対して、学校ではやはりどんな場面であってもどんな内容でも英語で書ける力の養成を目指します。

そんな学校からすると近年の一橋大の英作文の出題は取り組みやすいと思います。

日常で生徒が出会うであろう英作文を出題してくれていて、とても指導がしやすいなと思いました。



またリスニングはあまり感心しない出題方式です。

実際の場面で求められるよりもはるかに細かいところにこだわった出題も多いですし、なによりも同じ音声を3回も聞くという場面は中々実際にはないと思います。

ライティングに引き続きリスニングもよりauthenticな出題に近づくことを願っております。



ここ2年、かなり取り組みやすくなった一橋大英語。

この流れを是非続けてさらに推進して欲しいと思います。

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by shun-sensei | 2017-10-07 08:53 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

少し前ですが、駿台予備学校主催の一橋大入試問題研究会に参加をしてきました。

50分×2の時間を通じ、駿台予備学校の武富先生からの分析を聞いてきました。


まず読解からです。

和訳問題が減少し、説明問題が増えています。

内容理解を主眼としており、英文全体をきちんと読んでいるか、パラグラフ全体を読んでいるかを試すような出題が多いのが特徴でしょうか。

生徒の再現答案を見ていても、そこがかなり差が出ているところだそうです。

もちろん日本語の表現力も重要になってきます。


今春の問題の大問1の(3)を使い、実際に説明をされていました。

Yetを中心に逆説の展開をまとめれば良く、今回は生徒のできも良かったようです。

外した一部の生徒は下線部のパラグラフのみをまとめている子や、paradoxになっていない子ですが、このような典型的なパラグラフ構成をきちんと読み切れないのは厳しいとのこと。

展開としてのgeneral→specificな流れをきちんと理解することが大切である。


ここでこのgeneral statementとpassive statementについて解説するのに使われる英文を紹介してくださいました。

ライティングの典型的な展開としても紹介されるそうです。


続けて昨年度の大問1の(1)、2015年の大問(1)を紹介され、直後をまとめるだけのシンプルな出題を確認しました。


設問は対比、逆説、理由づけ、言い換えなどを使用して作成されている。

それを生徒たちに意識させることで生徒も容易に正解にたどり着けるようになる。



ちなみに本番の解答用紙ですが、B4縦で、今回の大問1の(2)で3行くらいだそうです。


ということで一橋大学の説明問題はよくあるシンプルなパターンで一橋大学らしさはないという結論に至りました。




続いて和訳問題ですが、年々軽くなってきています。

基本英文より少し難しいくらいのレベルの英文が出題されています。

ここ数年で和訳問題が減り、説明問題が増えています。

和訳は点が取れる分野なので、落とさないように準備をさせたい。

しかし近年高校生の間に基本的な和訳の方法を学んでいない生徒が多く、予備校としては助かっている。



ちなみに一橋大学の合否を大きく左右すのは数学だそうです。

数学は大問一つで0点など続出するが英語では0点はあり得ない。

きちんと数学はみんなが取れるところは取れるようにしておかなければダメ。




ところで和訳問題については東北大学が採点講評を出していて、出題意図なども公表しています。

そこで紹介されている誤答例などを見ると学生の傾向は顕著に見えます。

機能語に目が行かず、内容語にばかり目が行っている答案が本当に多いようです。

それで修飾関係や共通関係を外してしまっています。

中学から学び続けたはずのことがあまりに定着していない現実。

改めて基礎基本の徹底が指導の中心となり、文脈型の和訳などはそれらが仕上がってからでよい。


ちなみに伊藤和夫先生の著作の数々は生徒の誤答例がもととなってる。

とにかく伊藤先生は生徒の答案をよく見ていた。

生徒の誤答は宝であり、生徒の誤答を基に授業を組み立てていらっしゃるそうです。



読解対策の指導上のポイントというページで、どの手順で指導を行うべきか。

そして合格ラインに届かない典型的な受験生の傾向をまとめてくださっていました。

このページは実際に現在高2の生徒に見せたいなと思わされました。



さて続けて文法問題ですが、今春の問題はとても雑な作りで難しすぎるとの講評でした。

ある書籍からいくつか文だけを抜き出していて、内容の方向性が見えなかったり、語彙のレベルなど調整不足な印象のようです。

実際生徒の出来も悪く、2016年のかなり優しかった出題とは対照的でした。

整序問題が最近は多いですが、生後問題の年度もあるので注意が必要でしょう。

なお、一橋大学は名詞修飾のasがよく出ます。

ただこれを整序作文で出すことに関しては武富先生は微妙とのことでした。


また今春は突然長文内で空所補充の出題があり、機能語を埋める文法問題でした。

組み合わせに注目すれば優しかったものの、今までは内容面での整序作文だったのに比べて、今回は実質文法問題でした。




長くなってきたので次回英作文とリスニングを取り上げたいと思います。

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by shun-sensei | 2017-09-30 11:09 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

なかなか受講者側では気がつかなかったことに最近気がつかされます。

もちろん講演者側は講演を提供する側であり、受講者はお金や時間を割いて来てくださるお客様です。

しかし、同じような仕事を行いながら、この講演会などについての準備を行っているという視点は分かっていたつもりでしたが、実際に行ってみて改めて色々考えさせられます。



今回ある研究会で一人で2時間お話する機会をいただきました。

これまでの講師や発表はあくまで複数いるうちの一部を担当しましましたが、今回は自分の話だけを聞きに来られる方々対象の会です。



準備は初めは楽しいものでした。

あれを話そう、これを話そう、この動画を編集して見せよう、等々とにかくやっていて楽しい作業。

しかし、いざリハーサルを行ってみて大きく情勢が変わりました。

とにかく自分の欠点というか、弱点があれこれ話したくなり、話が膨らむというか脱線してしまいます。

脱線しなくても時間を軽くオーバーしていて、もはや絶望的な状態です。

一度はあれをカット、これをカットと次々と話をカットし、それに合わせスライドもカットしていましたが、もはや収拾不能になり・・・。



いったん、改めてテーマや何を一番伝えたいかという骨格を書きだしそれに合わせてスライド等を作り直しました。

これでも時間はまだ厳しく、度重なるリハーサルと自分へのダメ出し。

気がついてみると、2時間の講演に対し、何十時間、いや百時間くらい費やしたでしょうか。

やっと完成させることができました。

自分は現場でどうしても雰囲気に合わせ話を追加してしまう可能性が高いものの、これ以上の短縮は難しく、時間オーバー覚悟で臨むことになりました。



おかげさまで参加された先生方から本当色々と反応をいただけ、準備した甲斐がありました。

少しでも自分の思う英語教育の方法が広がればと思い今回は準備をしました。

もっともっと自分の授業力を上げ、説得力のある説明ができるようこれからも頑張ります。

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by shun-sensei | 2017-09-16 10:01 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

みなさんは英語の授業で生徒に何を身につけさせたいですか?



前任校の自分であれば、「大学受験に合格する英語力」と答えていたと思います。

実際授業もその点に集中し、本文を広げて何かを指導することなど一切なかったです。

あくまで本文に出てくる知識を伝達する、知識を身につけさせるような授業でした。

かろうじてパラグラフリーディングなどで論理構成などについて指導をしていたくらいでしょうか。



現在の自分はと言うと、一言で言うと「生徒の人間力を高めたい」でしょうか。

この場合人間力とはどのようなものでしょか。

改めて客観的に考えると自分が生徒に無意識で求める人間力とは、仕事でもプライベートでも多くの人々に求められるような人材になることをを目指させているのかもしれません。

少なくとも目の前の高校生に対してはそれを強調することが多いと思います。

そのような周りから求められる人材とはどのような人間なのでしょうか。



英語力やコミュニケーション能力はもちろん大前提。

その上で様々な価値観を認める視野の広さを持っています。

物事を深く論理的に思考する力とそれを表現する表現力を持ち合わせています。

最低限の教養を持ち、また行動力があり、様々な経験をしています。



そのような姿を生徒に目指させたく英語の授業を行っています。

英語が使える力をつけさせることはもちろんです。

ペアワークやグループワークを通じてコミュニケーション能力を鍛えます。

また何より教科書本文を用い、様々な生徒の心を揺り動かす発問を行うことを心掛けています。

内容を深めるためには日本語を用いて、生徒が考えもしなかった価値観を示したり、反対側からの視点を提案します。

生徒から様々な意見が出なければ、ネット上の意見などとしたうえで生徒たちと異なる意見を紹介します。

それを生徒たちが否定した上で、実は反対の立場から考えるとどのように見えるかを見せ生徒の固定観念をつぶしにいきます。




そのような英語を教えるのではなく、英語を通じて色々な能力を身につけさせられるよう授業作りを行っています。

そうすると、授業作りも授業中もとても楽しくなります。

関連動画を探したり、画像を探したり、教科書本文の何倍も関連文献等を調べたりとても大変ですが、生徒の成長が目の前で見られ、とても授業が楽しくなります。

そして自分自身が生徒の発言から学ぶことも多くあります。

想像しなかった生徒の意見、発想、物の見方。

授業作りと生徒を通じて自分自身の成長を実感できます。

皆さんも改めて英語の授業で何を指導するか考えてみませんか。

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by shun-sensei | 2017-09-09 10:09 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

英語で英語の授業を行うようになっている先生が少しずつですが増えているようです。

嬉しい限りです。

しかし、授業では英語でどんどん活動を取り入れているのに、評価は従来の方法から変わっていないケースも多いように思われます。

それでは生徒が混乱をしてしまうと思います。

生徒の授業内の英語での活動が増えたならばそれに合わせた成績のつけ方をするべきでしょう。


具体的にはまずは観点別評価を行いましょう。

そうするといかに今までの定期考査が知識を試していたかと気が付かされると思います。


もちろん定期考査で初見のリスニング問題を出題してください。

前任校では適当なリスニング教材をそのまま出題というあり得ない方法でしたが、きちんと授業で鍛えた力を意識して、手作りの原稿と手作りの音声を用意しましょう。

ライティングも必ず出題すべきですが、和文英訳は書く力ではなく文法力に分類されるので注意が必要です。

書く力とは、生徒自身が中身から考えて書いた英文に適用されます。

また読む力を計ろうと思ったら教科書本文をそのまま出題するわけにはいきません。

一度すでに読んでいる英文を出題しては、読む力ではなく知識になってしまいます。

かといって、そこら辺から適当に英文を持ってくるのも読む力という点ではマシですが、授業から乖離しすぎてしまいます。

よく同じテーマの他教科書の英文などを出題する先生もいますが、それも知識になってしまったり授業で指導した力でないことが多いと思います。

そうなると唯一残される手段が、自分で英文を書く作業です。

授業で扱った表現を用いながら、授業で指導した読む力に合わせた英文と設問を作成します。



さて、好き勝手書きましたが、ここまで実践できている先生は本当少数だと思います。

しかし、理想は忘れずに、少しでも近づけて欲しいと思います。

今までの教科書本文そのままで出題していた定期考査がいかに作成が簡単であったかを知ることから始まるのだと思います。

英語は技能を鍛える実技教科です。

きちんとその技能の成長を計る定期考査を作成しなければいけません。

また、話す力はどうしても授業内で評価していくしかありませんが、きちんと成績にその割合を含める必要があります。



生徒に評価の観点や規準を示し、そのもとで授業を行い、それに合わせた評価を行っていく。

このような指導としては当たり前のことが行われていない現実があると思います。

少なくとも私の前任校はそうでした。

一日も早く、適切な指導が行われ、適切な評価が行われるよう、自分自身も色々と指導方法を広げる機会を作れるよう努力していきます。

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by shun-sensei | 2017-09-02 10:56 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

文法指導の方法について本日は書きたいと思います。

中学生を教えていて、生徒が使えるようになる文法指導の方法を実際に行うことができました。

大先輩方の指導方法を参考にし、真似をして指導をしたところ、面白いように生徒は理解をし定着することができる生徒が多かったです。



そんな経験をしたにも関わらず、昨年度高校1年次に文法を従来の予備校方式で教えてみました。

自分なりに工夫を加え、これ以上分かりやすい説明はないと自負する説明後に文法のドリルを解かせます。

宿題用に練習問題を与え、次の授業で復習の小テスト。

週1位時間のためかなり駆け足になってしまったことも原因の一つでしょうが、それ以上に生徒の中でしっくりこないまま進んでいったようです。

そして一年が過ぎ、現在2週目を指導していますが、本当に定着ができていなくて反省ばかりです。

焦らず、一つひとつの表現を定着させることを優先すべきだったと後悔しています。



定着する文法指導のためには、理屈の説明より慣れさせるのが大切なのだと思います。

まずオーラルイントロダクションのように、該当の文法事項を何回も教師が使う小話を用意します。

教師が数回その表現を使った後には、生徒に使わせるような質問をして、生徒自身にも使わせます。

そしてペア活動で使った後で、いったん日本語でその文法事項の説明を行います。

その後パタンプラクティスを行い、その表現をさらに何度も使わせます。

そして何か数文で良いのでその文法事項を多用する英文を読ませ、何度も音読させます。

最後にその文法事項を使うアクティビティを用意し、さらに使わせます。



ここまでやってやっと生徒の中でその文法事項が定着します。

生徒自身のライティングでその文法事項が登場するようになります。

文法問題はサッと正解が選べるようになります。



週に1時間では31項目くらいを扱うことが限界かもしれません。

仮定法であれば、仮定法過去、仮定法過去完了、should, were toの代表3パターンが限界かもしれません。

しかし根本となる用法をきちんと定着まで指導をすることの大切さを最近は強く実感しています。



網羅性の解説はもっと先でも良かったのかもしれないなというのが正直な昨年の指導の反省です。

網羅したところで生徒が正解を選べない、正しく英作文で使えていないのでは網羅した意味がありません。

そんなことを反省に今後の指導を行っていきたいと思います。


みなさんはどのように英文法を指導していますか?

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by shun-sensei | 2017-08-19 11:18 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

語彙指導の方法

語彙指導はどのように行っていますか。

例えば現在進学校で単語集を購入させていない学校は少数かと思います。

単語集を購入させ、毎週授業内で小テストを実施する。

これが非常に多くの学校が行っている方法でしょう。

やっている意義はどれくらいあるのでしょうかね。


その単語集ですが、本当に様々な出版社から様々なものが出ています。

フレーズで覚える、チャンクで覚える、テーマで分類して覚える、等々各社工夫を凝らしていますね。

一応現存するものすべてに目を通していますが、個人的な語彙に対する感覚に合う単語集は非常に少ないなという印象です。


私は基本的に単語は長文の中で使われていて、それぞ繰り返し音読することで覚えていくべきだと考えています。

そうしたとき、Z会出版の『速読英単語(必修編)』は非常によくできた書籍で、その70個の英文に関しては何度も生徒に音読をさせて勉強をさせました。


しかし、上記速単の弱点は本文に登場しない関連語が非常に多いという点です。

そしてその関連語に関しては例文さえもついていないものが多数あります。

さらにその速単も上級編になると本文非登場率が莫大になり、ほとんど速単の意味がない普通の単語集に近くなってしまいます。

他社からも英文で覚えるというシリーズが出ていますが、語彙レベルであったり英文の質や内容がイマイチ合いません。




そこでまだまだ時間はかかりそうですが、手作りの速単延長編のようなものを作成していきたいと考えています。

多少分厚くなりますが、きちんと網羅性があって、しかも内容も面白い英文を集めて読みこむ。

その結果生きた英語の中で語彙がどんどん身につく。

そんな語彙集を自分で作って生徒に取り組ませる日を実現させたいと思います。



実際に英語→日本語の方法で適切に覚えられるのであれば問題ないと思います。

しかし私自身はその方法では覚えられません。

覚えてもすぐに忘れ、また間違った使い方をしてしまうこともあります。

偏っているかと思いますが、自分の考える良い英単語集は現在存在しません。

そのため、日々英文をストックし、自分の考える理想の単語集が完成する日を夢見て努力を続けたいと思います。

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by shun-sensei | 2017-07-15 10:45 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)