新学期にすること

さて生徒達の6週間の夏休みもあっという間に終了しようしています。


本日は新学期を迎える最後のチェックを行いました。

宿題確認テストの作成、印刷を済ませ、出席簿の作成など事務的な作業も完了。

この後、しばらくは授業をしながらも、生徒達の気持ちは文化祭に集中という期間が続きますが、なるべくモチベーションが保てるような題材で授業を行いたいと思います。



新学期、担任としては生徒の細かい変化にとにかく敏感にならないといけません。

ちょっとした違和感を見逃さずに、自然体で様子を探ることが何より大切です。

長い休業期間、必ず各生徒には何かしらの変化が起きています。

その変化の影響が良いものもあれば、悪い方向に向かい得るものもあります。

明日からしばらくは提出物チェック等忙しいですが、何より生徒の様子を注視したいと思います。



さて、授業に関しては1学期の振り返りと反省、答案分析等を済ませ、担当者間で年間目標の修正を行いました。

ほぼ当初の予定通りでいけそうですが、若干感じる彼らの弱点に対して大目に活動を設定することにしました。

また1学期の授業評価アンケートの分析会も来週実施されます。

どのような結果か楽しみですが、2学期が始まってからというのは正直修正しづらいところです。



先日皆様を心配させるようなことを書きましたが、ずいぶん調子も戻りました。

やっぱり生徒とのコミュニケーションが自分にとっては不可欠なようです。

そこが不足することで様々なマイナス思考に陥ることが再確認できました。

しかし自分自身のやりがいを見つめる機会を得ました。



これからも教師としてどのようなスタンスで働くのか。

日々考えながら、目の前の生徒にできることは何かを問い続けたいと思います。

さて、明日からまたバタバタしそうですが、頑張ります!!
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by shun-sensei | 2015-08-31 18:41 | 中高一貫校職場関係 | Trackback | Comments(0)

仕事に対して無気力

実は6月下旬くらいかこの症状が出ています。

仕事をやる気が出ない。

仕事に行きたくない。

この仕事を面白いと思えない。




夏休みも長めに取って、なるべくリラックスしようと心がけました。

夏休み後に復帰してみて・・・あまり変わっていませんでした。




基本的に自分を追い込まず、頑張らず、あまりに無理そうならすぐに休んでしまう人間なのでご安心ください。

ダメそうならすぐに新しい道を探せばいいや、くらいの楽天的な部分ももっています。







いろいろ振り返ってみたり考えてみて自己分析をしてみたいと思います。




この症状はいつからかというと、実はこの学校に転職してからずっとあるのかもしれません。

昨年度は毎日がとにかく忙しすぎて、忙しさが一つの原因なのかなぁと思い、今年は少し仕事量を減らしたりうまく工夫をしました。

今年度当初はやる気に満ち溢れかけた時期もあったのですが・・・。

すぐにそこからドッと疲れが出たというか、一気に今度は無気力という状態になってしまいました。




その後も研修会に参加したり、そのような場面には積極的に参加をし、やる気が全く起きないということではありません。

各研修会では本当に積極的に明るく楽しんで参加ができています。

ただそれが現在の職場に戻ると、ずーんと重い気持ちになってしまう自分がいます。

あまり周りにはその様子は見せないようにはしています。



原因は何なのでしょう。

自分なりにできる限り客観的に分析した振り返りです。

その原因の一つに現在の仕事のやりがいを感じられていないからだと思います。





それでは自分にとっての仕事のやりがいとは何なのでしょう?



自分の場合以下のような部分がやりがいだったと思います。



1.自分が良い仕事をしているという自負。


これは、自分自身の中で感じる自信のようなものもあれば、周りからの反応や言葉で得られるものもあるのだと思います。

前任校では自分自身が感じる学校内のおかしな部分に対して、様々な反対などがありながらも少数の援護もありそれに向かって先導してあれこれ行う。

また自分自身でも自信をもっていい仕事をしているなという気持ちがとても強くありました。

さらに振り返れば塾講師時代も、合格実績などの部分のみならず、生徒自身や保護者からの感謝の言葉などで同様のことをよく感じられていました。


現在の学校に転職してからは、なんだかそのような部分を感じられる機会が激変したと思います。

スーパー教員軍団の中で、どちらかというと自分の能力不足や業務量不足を恥ずかしく思うことが増えたとも思います。

何か変革を起こそうと思うと、管理職含め周りの先生方のサポートがすぐに得られ、ある意味簡単に次々と実現できてしいます。

反対者はいなくて、どんどん大きな変革が進みました。


授業もかなり高いレベルの指導力が当たり前、生徒の能力は伸ばして当たり前、という集団の中で、しょっちゅう外部からの視察などが来ます。

力を目一杯注いで準備する授業が当たり前という環境の中で、何だか認められているという実感がないのかもしれません。


そしてこれが一番大きいのかもしれませんが、生徒自身の年齢的な部分から、生徒たちからの満足のようなものを感じられる場面が少ない気がします。

恵まれた教育環境のためか、どんなに工夫した授業を行っても彼らは当然のこととして受け取ります。

まだ中学生のためか、教員に対して感謝の気持ちを示したり、大きな心のつながりを求める場面は今のところありません。






2.生徒とのつながり

これは昨年度から2年間中学生を指導しているからという部分が大きいと思います。

でも、塾講師時代は同じ中学生でも、学校の先生には話せないんだけど・・・という感じでとても深い家庭問題まで含めて悩み相談を受けて、かなりの心のつながりを実感する機会がありました。

前任校の高校生たちも本当によく相談などに来てくれて、彼らの力になれているという実感が強くもつことができました。

現在の生徒たちとは若干のつながりを感じる機会はありますが、やはりとても遠い存在のように感じます。

我々は彼らを管理し、取り締まる側、という感じで、彼らは我々から隠れて何かを行ったり我々のいないところでの会話を楽しみます。

若干クラス替え時に、昨年度一年間担任した生徒たちとのつながりを強く感じることはありました。

そのような言葉をかけてくれた生徒たちもたくさんいて、少しだけ中学生の指導ってこういう楽しさなのかなぁと思いました。

でもすぐに日常に戻ると、やはり遠い存在のような気がしてしまいます。





この2点が自分の考えるこの仕事のやりがいなのだと思います。

そこで自分でも反省するというか、振り返ってみてどうなんだろうと思う点が2点あります。




まず一つが他者の評価のようなものを異常に気にする性格だという点です。

自分の中で目標を設定し、こだわりをもち、それが達成できたら満足するという部分はゼロではないのですが少し人より薄いのだと思います。

自分自身はどちらかというと、周りの教員や生徒たちに認めてもらいたい、という部分がちょっと強いのかなぁとたまに感じることがあります。

そうなると現在のような学校で現在のような学年の生徒を教えていたら、満足感は極端に低くなるのは当然ですよね。

もっともっと自分自身の中での自己評価というものを強めないといけないのかなぁと反省しています。




またもう一点が生徒とのつながりは自分自身で閉ざしてしまっている部分も大きいという点です。

業務が異常に多い現在の職場の中で時間管理と称して生徒と触れ合う時間を自分から減らしている部分はあると思います。

また中学生の身体的接触の多い絡みを自分から積極的に近づかないようにしている部分もあると思います。

彼らの中で自分自身をどのような教員キャラに設定するかもイマイチ固定ができていません。

距離感をちょっと取ってしまっているのは中学生の彼らのほうだけでなく自分にもあるのかもしれません。





現在のまま高校1年生に持ち上がり、高校3年間と教えたらまた何か違うものが見えてくるのかもしれません。

しかし、この1年半近く、仕事を楽しめていない自分がいることも実は事実です。

バラ色の仕事生活、と思った現在の学校での教員生活も、実はあまりうまくいっていません。






どうしても自分の中で限界という時が過去にありました。

その時は勇気を出して休んで、もう一度なんとか立て直してきました。



今後いつまで頑張れるか分かりませんが、まずは3年間は耐えてみようと思っています。

何より現在の職場でうまくやれる方法を考え、やりがいを感じた仕事ができるよう工夫したいと思います。


現在の職場は色々な条件でも恵まれていて、自分自身を成長させてくれる要素がたくさんある職場です。

一時的なこの症状が治まって、なんであんなことで悩んでいたんだろう、そんな風に感じられるようにまずは2学期からまた程々に頑張りたいと思います。




甘えてる、贅沢だ、など様々なことも思いました。

でも前職の教員間の人間関係での問題がたくさんあった時などよりはるかに現在の症状は深刻です。

もしかしたら自分の気が付いていない別の要素があるのかもしれません。

まずは目の前の生徒には迷惑をかけないですむようにしなければですね。
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by shun-sensei | 2015-08-22 16:00 | 学校はブラックな職場か | Trackback | Comments(0)

現実に戻る

昨日東京に戻り、現実にも戻りました。

明日から仕事再開です。

今年の夏休みは、久しぶりにのんびりと過ごしました。
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大自然と戯れたり。
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ラーメン屋の犬と戯れたり。
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置物みたいな猫と戯れたり。
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本物の置物と戯れたり。
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楽しい一週間になりました。

また現実を楽しみたいと思います。
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by shun-sensei | 2015-08-17 14:43 | Trackback | Comments(0)

夏休み

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1週間の夏休みを利用して帰省しています。

のどかな景色と綺麗な空気の中でノンビリ。

普段なかなかじっくりと読めない本を読んだり、教材研究したり、最近の研修を振り返ったりしています。
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東京よりずっと涼しくて、心も穏やかになります。
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お水が良いからか、お蕎麦もとても美味しく感じます。
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有意義に時間を使いながら、でもノンビリと過ごしてリフレッシュしてきたいと思います。
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by shun-sensei | 2015-08-11 15:11 | Trackback | Comments(2)

神田外語大主催の研修会に参加しようと思ったきっかけが布村先生の講演を聞きたくてでした。

布村先生は都立両国高校で教えていらっしゃる先生で、数年前の全英連の模擬授業者でもあります。

英語で英語の授業を行っており、先日大学入試の結果も十分に出されました。

自分自身が現在やろうと思っている高校での英語の授業に対するヒントを得たいと思って参加しました。

まずは当日のメモです。

・生徒の英語力をどういうときに感じるか?
講義型だとどうしても正確性でみがち。インタラクションでやっていると流暢さも感じることができる。
想定外の状況で対応する力もつく。この流暢さは授業内でしか身につけさせられない能力である。正確性は我々は無意識で身につけさせる。
→英語力とはテストで計る力だけではない!!

・流暢さを身につけさせるためには→仲間が必要。あいづち、繰り返す、ジェスチャーを使うなどしなければいけない→共同学習がこの力を身につけるには効果的である。

4CORNERSでの生徒の活動を実際に体験
四人に分かれてパートに分かれた英文をそれぞれ見に行って、キーワードをメモしてグループのメンバーにリテリングする。この時の活動ではヒントはいくつかある絵のみ。
今回は五分でメモ。その後1分ずつ伝え合う。役割りを必ず与える。
→スピーカー、ディスカッションリーダー、リスナー、リアクションメーカーを作り、順番に入れていく。

読むときは、キーワードは何なのだろう?分からないところは読み飛ばしてなんとか探す。
伝えるときは、どちらかというと内容に焦点をあてて伝えようと心がける。
今回は抽象度の高い文章だったので、事前に内容予測のペアワークをしてからこの活動を行った。

自分の意見
メリット→英語を使えないとという気持ちが強まりそう。
事前に予習してきちゃう?それもメリットかもしれない。

・今度は裏面の空所補充型のワークシートで同様の活動になることでかなりやりやすさが上がった。
気持ちとしては何とか単語を埋めないと、恥をかかないようにと思って、一生懸命単語を探した。(らしい)
伝えるときは空所の単語を伝えないと!!という気持ちになる。
どちらかというと、発音や形、単語自身に気持ちが向く。
( )に近い部分はどこだろう?という意識。拾わないとという意識が。

どちらかが簡単でどちらかが優しいというわけではない。
トップダウン、ボトムアップの読み方の違い。
前半にやったのがトップダウンで後半にやったのがボトムアップ。
どちらかが大切ということではなく、この2つのやり方で身につく能力をバランスよく身につけなければいけない。
共同学習をやることが目的ではなく、それを通じてどのような能力がつくかが一番大切。

このような学習を通じてどのような評価を行うか?
リーディングに必要な能力とは→スライドにそれとタスクをマッチさせたものあり。
→このような能力を身につけさせれば、初見の文章で同じ能力を試せばいい。
テスト後の振り返りシートで自分で自分の能力を振り返るきっかけを与える。


・共同学習の基本的な手法→KAGANで検索すると実践例も含めて色々出てくる。
・デールのピラミッド
・訳読んで、ドリル型との大きな違いは意味のあるやり取りが行われるということ。→機能に注目したやり取りが(比較、違い、分類、関係づけ)の能力が身につく。もう一つが社会的なやり取り→ディスカッションやディベート
その結果思考力判断力表現力が身につく。
CLTを行うことで自然と身につく。
思考力と論理的思考力の具体的内容。

今回やった活動の最後の活動
→ベイマックスの日本とアメリカの広告の違いを問いかけてみた。

中学レベル
モデルを示し、比較してごらん。など正解のようなゴールのようなものを与える。
高校レベル
そこからだんだん離していって、自分で無意識に使えるように。

その次のスライド→高校一年ではまだAPPLYINGが限界だが、さらに上を目指させたい 自分でそれらのことが出来るように目指す。

自分の意見をサポートする英文を持ってくる。それの英日それぞれの要旨を書かせて提出(英語だけだと適当に抜き出し、日本語だけだと翻訳機を使うから)
授業内では役割固定→最後に全員1分半のプレゼンテーションを行い評価された。

大学受験との兼ね合い→英語力を身につければ大丈夫の実証
京都大学に合格した生徒が、講師の授業のやり方が役に立ったと言ってくれた。

グループの発表は複数でやることで助け合うことができる。即興で行うので必要。

レッスンの最後には自分の意見を準備をした上でプレゼンさせて、それを評価する時間を設ける。

中1でも本文のリテリングなのだが、そこに自分の意見などを入れさせる。準備をきちんとさせる。

高1くらいまでは発表の内容をそのまま書けばいいのだが、高2、高3と上がるにつれて書き言葉と話し言葉の違いなども指導する。

ライティングの評価を複数用意した例。何ができて何ができなかったかが見える化する。

採点のためにJETを活用した。

スピーキングに関しては正確性は問わない。残っていないし本人に自覚がないことも。

同じ活動を続ける→生徒が改善などどんどん成長が出来る。


授業の流れ、
まず10分予想してから前半の活動を
2時間目以降はパートごとに、前のパートについてのリテリングや音読をさせる。
音読は定着活動である。10分くらい音読させる。その後にリテリングするための音読をさせる。文字の音声かのみではなく、内容を入れる、アウトプットに向かう音読をさせるように意識させる。その後ペアでリテリング。分かったら、うなづく。分からなかったら聞き返すこと。相手の反応があることで伝える側も必死になる。
残り時間で、自分の意見も交えて各パートの内容に関する意見を入れていく。
最後にレッスンの最後に簡単なディスカッションをポストリーディング活動を入れて、
最後にプレゼンテーションを行う。
1レッスン7時間構成。


自分自身が感じたことや学んだことです。

まず、授業の中では授業の中でしかできないことを学ばせる。それは仲間がいないとできないコミュニケーションの実際の場面であるという部分が改めて考えさせられました。

また、我々英語教員がついつい重視してしまいがちな正確性だけでなく、流暢さも英語力の一つであり、この流暢さは授業内でしか身につけられないという点がその通りだと考えさせられました。

また実際のジグソーアクティビティを以前見させていただいたことがあったのですが、この日は実際に自分が実践することで、その効果を感じることができました。

私自身の授業でそのままジグソーリーディングを中心に添えようとまでは思いませんでしたが、その利点と問題点がはっきりとして良かったです。

また共同学習は目的ではなく、手段であることも常に忘れてはいけないと思いました。


後半の発表では指導と評価の一体化について考えることができました。

読むために必要なスキルとそのために必要なタスク。そしてそれをどのように評価するのか。

11のスキルを紹介していただいたので、一つずつ考えてみようと思いました。

実際のディスカッションの様子は生徒の発話があまり聞き取ることができませんでしたが、ディスカッションやディベートを多くの授業に取り入れようと思っていたので実際の雰囲気が見られて参考になりました。

またベイマックスの日本版とアメリカ版の広告の違いは是非授業で使わせてもらおうと思いました。

評価に関しても、まだまだ十分に生徒に提示できていない部分があるので、先生の紹介してくださったルーブリック型評価を参考にきちんと生徒に提示しなければと思った。

授業の根本的なやり方などにおいては新たな発見はありませんでしたが、たくさんの今まで気がつかなかった視点を紹介していただけました

とても勉強になりました。
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by shun-sensei | 2015-08-10 14:56 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)

神田外語大で開催された研修会で田村先生の講演を聞かせていただきました。

田村先生は現在様々な研修会などで発表されている中学校の先生。

実際の授業の様子や生徒の変容を通じて感じたことを書きたいと思います。


まずは以下が当日のメモです。

・発話が促された生徒の姿とは?に対して受講生が出した意見。
自分の考えや気持ちを表現できる、聞き手としても
相手の発話に対して反応ができる

実際の映像2学年学期末
えっと〜などの日本語がない。積極的に話を伝えあおうとしている姿勢。
→たった3ヶ月間の授業で育てた、ゴールを意識した授業の結果

型にはめられた発話ではなく、自由な環境の中で、即興的な会話を行なう。

フォワード的な考え方とバックワード的な考え方を部活動に置き換えてお話。
フォワード的な考え方だと、目の前の生徒の様子を見ながら臨機応変に指導。その結果きちっとした形が生徒も教員も見失いがちかも。行き当たりばったり。
バックワード的な考え方であると、最後のゴールからの逆算が行われる。

選手は一夜にして育たない。
教員は真面目。あれもこれも教えなきゃと教えすぎになることも。
教えたら理解し身につけるのか??

・伝えたいことがあるような話題を教員が提供しているか?
英語でやり取りする意味を生徒が感じてくれているか。
生徒たちの感覚とのズレを普段から埋めるよう生徒とのコミュニケーションを大切にしている。

・それがあってその後言葉を選び、実際に伝える場面を用意する。

・表現とは準備したものと即興的なものの2種類の柱を用意。
(3人の英語教員でそれぞれの学年の目標を設定p11の一つ前にあり)
3年間のそれぞれの楽器の4技能の目標がたてられている。

・身近な先輩の映像を見せることで目標を見えさせる。目標の具体化。
どうすればできるようになると思う??と生徒に問いかける。
普段の英語使用の多さ、日本語使っている場合じゃないな。
こんな意見が生徒から出るような仕掛けを行った。

・研修後にすぐにガラッと授業を変えない。生徒が驚くし活動ばかりが膨らむ。

・最近の授業→ひたすらシンプル。
どんなにいい活動でもゴールに向かって必要ない活動はやらない。
そぎ落としシンプルな授業に。
一年間かけてじっくり伸ばす。時間が増えたね、あれが言えたねとポジティブなフィードバックが増える。余裕を持ちじっくりと時間をかけて成長を待つ。

・年間のゴールの設定、学期ごとのゴールの設定、そのための一時間一時間の授業内の活動になっているか。

・スピーチ→まずは原稿作成力=ライティングの力
その後スピーキングの様々な能力が問われる

・教科書の読み物教材の活用。内容理解にとどめない。グループで好きな役割を決め、好きなように群読する。ナレーターを決めたり対話を含めたり工夫を行う。

・新たな工夫
即興で話をする→その即興で話した内容を書きおこさせる。3分間のライティング。それを週に1度回収して、1クラスずつ1日見ながら添削する。
1学期ずっと続けた。
次に読み手は教員なので、その先生に対するレポートを書くようにしよう。→読み手を意識したライティングに変わる。内容を褒めるようなコメントを大切に(文法などの訂正ばかりでなく)これがスピーチの原稿作成につながる。

・日々の授業が漢方薬のような役割になり、ジワジワ〜と効いてくる。
失敗していい、失敗させていい、そんなじっくりと腰を据えた指導を行う。
定着=100%身についた状態→そんなことありうるのだろうか?
ドリルをやりまくれば、一時的にはできるかもしれないが・・・
ジワジワと効くようにゆっくりと指導する。

・即興的な発話を身につけるためには
表現の引き出しを増やす+調べたりする時間を用意する(受講生より)

・指導を入れるタイミングは年間目標に入れられない。いつ間違えるかは年度によって異なる。
間違えた時が指導のチャンス。これ、どう直したらいいと思う?

相づち、聞き手の指導。聞く雰囲気作り。(受講生より)

・群読後に、どういう風にされたらやりやすかったか?それを自分はやってるか?と問いかける。生徒たちが感じたことを生かす。

・型をやめて失敗させる。どうすればいいかと悩ませる、調べさせる。こちらから何かを教え込むのではない指導を大切にしている。

・1時間目をまずは出会わせる。いっぱい聞いたり使ったりする。
2時間目以降に教科書の内容に入っていく。コミュニケーション→テキストと各2時間取り組む。
最後に日本語で総まとめとして問題集に取り組ませ、その後に章末テスト。

・大学院で学んだインプットの大切さ。インプットをとことん入れて、アウトプットはほどほどでいい。
インプットを増やすために、基礎英語の音源だけを授業内で聞かせている。毎時間聞く作業を行っている。基礎英語をずっと続けることで、相当な聴く力を伸ばせる。
3年生では読む力をつけるために、6日分くらいのじゃれマガを読ませている。


・実際の授業
挨拶→洋楽を歌う→ティーチャートークからの文法の導入→ターゲットセンテンスの紹介、写す→もう一つティーチャートークからの文法の活動へと
活動はまずは教員とインタラクションを行い、見本を見せてから活動を2セット
代表発表してから、話したことをノートに書きまとめで終了。



・対話テストの評価
関心意欲態度→続ける姿勢
表現の能力→使えているか(習った項目を)
はっきりとどういう感じでどれくらいの評価を伝える


実際の授業の様子を見ると、何より生徒が一体となって授業に参加をしている様子が印象的でした。

教員とのインタラクションの場面でも、発言している生徒だけではなく、その他の生徒もみんなが一つになっていて素晴らしいなと心から思いました。

無駄な勝手な発言がなく、必要な場面ではきちんと大きな声で話せるのを自分自身がまだまだ出来ていない部分です。(自分の場合は無駄な勝手な発言が横行します・・・)

また授業の組み立ても学力が高い生徒から英語が苦手な生徒まできちんとカバーすることができていたと思いました。

先生のユーモアや巻き込み方がとても印象的な授業でした。



また、自分自身が一番今回の研修で学んだことが、漢方薬のようにじわじわ効いてくるからという一言です。

すぐに結果を求めないで、じっくり少しずつ変わっていけたらそれで十分だという一言を決して今後忘れてはいけないなと実感しました。

また、こちらが勉強に取り組む姿勢などを教え込んだり、口すっぱく言い続けるのではなく、生徒自身に気がつかせたり、生徒自身に質問させることの大切さも今回とても感じました。

焦らず、色々な仕掛けを用いて、生徒が自ら英語の勉強をどうしたらいいんだろうと考えさせること。

そんなことを今後の授業で実践しようと思いました。



年間のゴールや単元ごとのゴールももう少し普段から意識するようにしなければということも振り返ることができました。

色々と現在の自分の指導とかぶる事があり、とても勉強になりました。
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by shun-sensei | 2015-08-09 14:36 | 英語教育 | Trackback | Comments(2)

先日東進と日本教育新聞社主催のセミナーに参加してきました。

前半は高大接続改革に関して、関係者から基本的な理念や最新の進捗情報の報告がありました。

どういう意図で何を目指して改革を進めているかがよく分かりとても有意義な時間となりました。



その後分科会では、東進ハイスクール講師でもあり、英語教育のあり方に関する有識者会議のメンバーでもある安河内氏の講演に参加してきました。

題名は「明日からできる『英語で授業』〜授業実演と鉄則のシェア」。

実際に英語で英語の授業を行う際の鉄則を交えながら、授業例の実演をしてくださいました。

会場は半分以上の先生がまだ英語で授業はやっていない方々のようでした。



まず初めに、昨年度の同様の研究会で、4技能を計る外部試験の導入を中心に入試は変わっていくと言ったところ、たくさんの「無理では」という反響があったことを紹介。

現在一気に改革が進んでいる状況を紹介した上で、

If you think you can't, you can't.
If you think you can, you can.

といういつものセリフを紹介。

その上で実際に行う際の重要なポイントをパワーポイントを使用しながら授業形式で紹介してくださいました。



英語で授業を行う際の7steps。

1. ゆっくり、はっきりと話す
短くシンプルにはっきりと話す

実際にどれくらいゆっくり話されているかを実演してくださいました。

また英語で授業をする際は、きちんと生徒が何を言っているかが聞き取れることが大切。

一度で聞き取れなかったら必ず挙手をさせ、もう一度もっとゆっくり話すようにしているそうです。

そしてそれでもわからない場合は、日本語で言い直すそうです。

ノンネイティブの英語は早く話すと本当に聞き取りにくいので、ゆっくり話すことを心がけること。



2自信を持たせる
間違えることを楽しむ、話すときは間違えていい、書くときは気をつけなければだけど。

自分の英語に自信を持つ《諦める、今の英語を受け入れる、日本語英語でオッケー


これは教員側に言えること。

安河内氏自身20年近く英語を学んでこれしか話せないしミスをする。

ノンネイティブなんだから、教員も間違えることを恐れてはいけない。

バリバリのジャパニーズイングリッシュで商談を次々とまとめているビジネスマンもたくさんいる。

今の自分を受け入れ、生徒も現在の自分の英語に自信を持つことが大切。


また大きな声で話すこともとても大切なので、生徒にも大きな声で話すように指示を出されるそうです、


3ICTどんどん使う
絵や動画などどんどん使って生徒の顔が上がるようにする

安河内氏はMacユーザーなのですが、パワポでスライドを作成しているそうです。

理由はほとんどの教員がウィンドーズユーザーなので、その先生たちに紹介できるようにわざわざKeynoteではなくパワポを使用しているとのこと。

講演の最後の15分くらいを使用して、実際のパワポのスライドの作成方法を紹介。

一から1分のタイマーをどうやって作成するのかを紹介していました。

その際の先生方のメモの取り方を見ていると、パワポの使い方を先生方も知る機会を作ってあげる必要があるのだと実感しました。


ペアワークをした後にどんどん聞いて回って笑いを起こす。どんどん生徒に反しをさせる。

実際にペアワークをやり、それをどう教員がクラス全体と共有するかを実演してくださいました。

楽しく、笑いを起こしながらクラス全体を巻き込んでいました。


4生徒の話す時間を奪わない
生徒たち自身が話をするのをサポートするのが我々の仕事。例を示すに止め、生徒にやらせる。
ファシリテーターになり、先生よりコーチになる。 生徒は実は話すことが大好き。

東進の夏合宿で英語で授業を実際にやった際の写真と、講義型の授業をした際の写真を紹介していました。

生徒は英語で話すことが好きなんだ、と彼らの生き生きした写真を見せて実感させていました。


5興味深いタスクを与える
ずっとゲームじゃなくていいから始めの数分にゲームを行う。習う系の。5ヒントゲーム。

5ヒントゲームとは5つのヒントを順番に出していかに早く正解を当てられるかを競うゲーム。

例えばヒントは
私は鳥です、私は飛べませんなどのヒントからダチョウを当てさせるというもの。

4、5種類のゲームのフォーマットを作れば次々と準備は楽になる。

この5ヒントゲームで英英辞典的な感覚も身につく。

6自分自身が英語を話すことを楽しむ

7明日から英語で教え始める


安河内氏はやはり話の上手さと綿密に準備された高レベルのプレゼンで多くの先生方を納得させられていたと思います。

数年前の都の研修でバチバチと都の先生方と言い合いになってしまっていた文科省の審議官とは大きく異なり、みなさん納得されていたようでした。

自分自身はもうすでに実践している英語での英語の授業だったため客観的に見ていましたが、お見事という感じでした。

また予備校の先生でいながら、英語でタスク中心の授業を強調する姿勢は素晴らしいと思いました。

自分の強みは講義型の授業であると思うのですが、それをなくしてでもきちんと生徒の英語力をつけさせたいという姿勢には関心させられました。

自分自身も研究と実践、そして発表を通じて少しでも英語で英語の授業を行う先生を増やせるように頑張ります。
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by shun-sensei | 2015-08-08 11:01 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)