GTEC CBTの受験記録と、勝手な分析と対策紹介もそろそろ終盤になりました。

今回は話す力、スピーキングです。


話す力の試験というと今まで生徒が経験しているのは英検くらいでしょうか。

あとは授業内でのパフォーマンステストとして、準備した原稿等を暗唱したスピーチなどでしょうか?

なかなか即興的な発話を試す機会は少ないでしょう(英検でも後半1~2問即興的な発話を少しだけ求められますが)。

高校や大学入試においてスピーキングの試験はほとんどありません。

それなので、生徒にとっても教員にとってもなれない試験がスピーキングの試験だと思います。




さてスピーキングの試験は全部で20分間。

3つのセクションに分かれています。

大雑把に紹介すると、
1会話応答問題
2情報伝達および照会問題
3意見展開問題
です。

セクション1が2分、セクション2が6分、セクション3が12分です。



セクション1
スピーキングは画面に出てきた先生からの質問に答えていくというものから始まりました。

初めは名前とどこから来たのか?から始まり、その後どんな本が好きか?とどうしてそれが好きなのか?どこで普段本を読むかを聞かれて30秒で答えていくというものでした。

まだ慣れていなかったのと、本当は好きでもない小説が好きと答えてしまったため、あまりうまく答えられませんでした。


やっぱり慣れは重要ですね。



セクション2
その後は、公園のチラシを見ながら、友達にそこがどんな公園でどうやっていけるかを地図を見て説明しながらその公園に誘うというのを60秒で行いました。

これは相手の留守電に録音するという仮定で行われここからは考える時間が30秒とか60秒与えられてから録音するという形式になりました。


その次の質問は、友達がこっちに行こうと動物園のチラシを送ってきたとしてどう答えるか、2つ以上理由をつけて留守電に入れなさいというもの、賛成しても反対してもオッケーという設定でした。


最後にはその動物園に問い合わせをするとして、相手が留守電だったらどう質問するかというものも。

質問は自分で考えられるので楽でしたが、状況が少し無理があるのでどう返信してもらうのかの説明などに迷いました。

とりあえず適当な番号とアドレスを伝えておきました。




セクション3
そしてどんどん抽象度が上がり、長めの説明が求められるようになりました。

一つは生徒が学校で成功する際教員の影響は大きいか?というもの。

その後はテストが教育において良くないという意見と、必要だという意見があるがあなたはどう考えるか?というもの。

一つ目の質問が90秒考えて90秒以内に答える、2つ目は180秒考えて180秒で答えるというものでした。

どちらも自分の意見をサポートする理由を2つあげてという制限付きでした。



どちらもどれくらい細く詳しく語るかも悩みながら答えました。

話す能力だけでなく、論理性や組み立て力も求められるのでしょうね。



最後には理想的な教員とはどのような教員か?という教師にとっては少し答えにくい質問に即答するというもの。

こちらは即答で60秒以内だったかな。


最後にいきなり即答があるのは初めに指示にあったのでしょうが、忘れていたので不意を突かれ焦りました。

また理想的な教員という現在の立場からすると情報がありすぎるため、正直しどろもどろになりかけた瞬間もありました。



さて、点数ですが、こちらもまた若干恥ずかしい点数で、

350点満点中

299点でした。

これまたGRADE6で今回も引用すると

日本の社会問題などに関するスピーチを英語で行い、質問にも英語で答えられます。またネイティブ・スピーカーと、身近な話題で新たな質問を思いつくなどして話題を発展させることができます。
Bennese GTEC CBT公式サイト内 フィードバックのページ
http://www.benesse-gtec.com/cbt/about/feedback


だそうです。


足りなかった点はライティング同様準備の部分がありました。


特に
・自分はネイティブスピードで話すため、大幅に時間が余ってしまった。そこでついつい余計な一言を付け加えてしまい、全体の論理性を崩した場面が二回くらいありました。

・留守電の決まり文句がテンパって思いつかず、本当の電話番号を言うのもと思い、ブラーブラーブラーと言ってしまった。

・最後の質問が教員にとってはあまりに深い質問過ぎて考え込みすぎた。

・アカデミックなトピックに関する論理的に語る能力というか意識が不十分であった。また、アカデミックレベルの語彙がなかなか出てこない自分自身の語彙力という弱点。




さて、話す力は書く力同様に自分自身の中で表現をなるべく多く持ち、それを即座に使えるレベルまで繰り返し使う練習が必要だと思います。

例えば即興でスピーチを行う→それをボイスレコーダーなどで録音→書き起こして先生に見てもらう

などの対策も可能でしょう。

あとは、大好きな映画があれば、そのセリフはすべて覚えるまで繰り返し言い続けるという手もあります。

その映画に出てくる会話例に関しては自分でも自然と使えるようになるでしょう。



ライティングやスピーキングはまるで魔法のような近道をちらつかせる大人が大勢いるかもしれません。

でも、その大人たちは間違いなくそれ以外の方法で英語を身につけています。

その後、商売のために表現集であったり、テクニックだったりを後付けで魔法かのように紹介します。




私は理想の表現集ってまずは中学校3年間の教科書かなって思います。

中学校3年間の検定教科書をきちんとすべて暗唱できるだけでかなりの表現がカバーされます。

語彙もこれらを使いこなすだけで、かなりの必要な語彙になります。

その中学校の教科書を、3年間かけて日本語を介さずに自然と出てくるまで繰り返し使わせる。

そんな指導で十分に私の前任校の大学1年生くらいのスピーキング力やライティング力が身に付きます。



それを中学校レベルの教科書さえ日本語に訳したり文法の説明したり。

あるいは学校の地道な活動を馬鹿にして塾に行って文法や単語ばかり勉強しちゃうのが今の日本のダメな中学生。

それをさせちゃう日本の親があまりに多すぎます。

そして私立の進学校でも焦って先を先をと急ぎすぎていると思います。

まずは検定教科書の暗唱と応用した活動などのアウトプット活動を徹底的に行うべきだと思います。




それなので、今からスピーキング対策を何をするか?

是非中学校3年間の教科書を音を使って徹底的に音読し続けてください。

自然と次々と表現が言えるようになるまで、いくつか語を隠したり、最初の2語だけにしたり、最初の1語、何も見ずにと地道に続けてください。




またどうしても教科書をなくしてしまった生徒は『ダイアローグ1200』という単語集を徹底的に暗唱しましょう。

CDがついておりかなり日常的な会話表現が次々と出てくるのがこの本の特徴です。

語彙の勉強もできて一石二鳥です。


スピーキングとライティングの力がついてくると、比例してリーディングやリスニングの力も伸びてくるから不思議です。

どんどん書いてしゃべってというアウトプットを毎日毎日続けてください。






4回にわたり、現役英語教員によるGTEC CBT受験記+対策方法などをお伝えしました。

スコアなど、正直公開するのが恥ずかしなと思う部分もありましたが、現実に知っておいて欲しいことがたくさんあったため公開しました。

個人的にはGTEC CBTは素晴らし試験だと思います。

きちんと海外に留学して必要な英語力をつけるために必要な力を測定しているのが一番の理由です。

全ての大学入試がこの試験になったら、どれだけ現場の授業が変わるのだろうとワクワクさせられます。

それなので一人でも多くの受験生がこの外部試験という道を大学入試で選べるよう各大学には改革を期待したいですね。

そして、1人でも多くの受験生に、恐れずにこちらの道を選んでほしいと思います。

今までの大学入試のための勉強よりはるかに役立つ学習方法です。




そして、今回はまだ自分がGTEC CBTしか受験していないため、やたらGTEC CBT推しの書き方になっています。

次は英検主催のTEAPも受験をし、その違いなどについてまた書けたらと思います。

現段階ではGTEC CBTだろうとTEAPだろうとどちらでもいいので、もし自分の志望校に外部試験を活用するという選択肢があるのならそれを選んでください。

そして高1、高2の学生は早い段階からこれらの試験を最終目標にして日々の英語学習を進めてください。

一刻も早くノートに本文を写して、和訳を作成する、辞書をひくという効率の悪い学習から脱却してください。
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by shun-sensei | 2016-05-28 19:46 | TEAP, GTECなど4技能外部試験 | Trackback | Comments(0)

さて、4技能をバランス良く身につけるような英語教育。

それに向けての起爆剤となるのでしょうか。

本日はGTEC CBTの書く力、ライティングにスポットを当てたいと思います。




さて、書く力に関してはある程度の自信のあったshunsensei。

例えば受験生の頃の英作文はいつも得点源で、偏差値に直すとすごい数値をいつも出していました。

通信の大学で英語の免許を取る際必要だった英作文のテストでも、EXCELLENTの一言とひたすら褒め言葉をいただき、あまり英作文で指導をされたことがありません。

大学入試の指導においても、生徒の添削などは比較的得意な方です。

なんとなくおかしい→そこから調べる→調べて初めてなぜおかしいか気が付く

というスタイルですが、それでもあまり自分の感じ方が外れることはありません。

それなので今までも結構校内ではネイティブ代わりに使われ、作文の添削をしている先生などが、shunsenseiこれってどう思う?みたいに質問をしてくださいます。






結果から申し上げると、350点満点の279点でした・・・。

お恥ずかしい。

GTECの公式サイトを確認すると、GRADE9が満点のGRADE6。



以下GTEC CBTの公式サイトからのGRADE6の力の引用です。


GRADE6
国際政治や社会問題など、世界のニュースで取り上げられるような話題について、読み手を意識して自分の考え・意見・提案などを複数の段落で書くことができます。
Bennese GTEC CBTホームページ フィードバックのページ
http://www.benesse-gtec.com/cbt/about/feedback



これが現在の自分のライティングに対するGTEC CBTの評価です。

正直GRADE7,GRADE8,GRADE9との違いがはっきり伝わりませんが・・・。




さて、ライティングに自信のあるはずの、現役高校教員がなぜこのような低い評価になったのかをこれから分析したいと思います。




この試験の大きな特徴であるCAT(computer adapted testing)という、正答率に応じて出題される問題の難易度が変化するのは、正答率がすぐに処理されるリスニングとリーディングだけのようです。

よって、ライティングとスピーキングに関しては、全員共通の出題がされます。



答える語数に関しては、簡単な一行程度のものから最後には250ワード以上のエッセイまで多岐に渡りました。





このライティングセクション、最初に4分間で一行程度のものを書きます。

その後、21分間で三通のemailを送りあう出題へと移ります。

最後に40分間かけて、2問の長めのエッセイやサマリーやリポート作成を行います。

この出題形式ははっきりと公式ホームページの問題構成に書かれているので、今後も変わらないのだと思います。

テーマや引用文、グラフ等は変わりますが、出題形式は固定していくのでしょう。





まず初めには一行ずつの質問に対する答えを入力すものがあり、初めの方は名前など、本当に簡単なものの入力から始まっていました。

あとは中学2年生程度の英語で答えられそうな簡単な質問が始めは並びます。




その次に、セクション2の友人とのemailのやり取りという設定で三通のメールを作成しました。

一つが友人からの質問に対する返信。先方からの質問は

・どんなアウトドア活動が好きか
・公園にどれくらいの頻度で行くのか?

でそれぞれ30〜60語で返信します。


その後、凧作り体験と高く飛ばせるかコンテストのチラシを見てそれに友人を誘うというもの
そして
そのイベントの主催者に自由に2つ質問をするというメールも作成しました。

この主催者へのメールというところがポイントで、ここでフォーマルなメールが書けるかを評価しているのだと思います。

この点において、自分は英語でメールのやり取りはすることはあっても、どれも友人レベルのため自信が持てませんでした。





メールのやり取り後にいよいよセクション3に移ります。

データを読み取って簡単なサマリーやリポートを書くという比較的長さのあるものへと広がっていきました。

詳しくは忘れてしまいましたが、年齢による何かの特徴のあるグラフが与えられ、そこから読み取れる情報を書きなさい、という出題がありました。

その問題は確か教授に提出するリポートのような前提条件があったと思います。

ここでなかなかグラフから読み取れる考察点がうまく見つけらず苦戦しました。

しかし公式問題集の模範解答を見ると、まずは単純にグラフを説明すればよいみたいです。

もっとシンプルに考えて良かったんですね。





最後の長めのエッセイは、四つの専門家の英文(二行程度)から2つを引用しながら「24時間のニュース報道に関して賛成か反対かを自分の体験や知識も用いて論じる」というもの。

英文がそれぞれ賛成派と反対派のものが2つずつ。

自分は反対派の2つを利用し、ニュースの間違いが作られてしまうこととニュースがお話を作り上げてしまうことを反対の理由として書きました。

ただこれは自分の意見ではなく、あくまで引用元の意見そのままになってしまっていました。

個々も大きく減点を食らった原因の一部でしょう。

エッセイは一般的には自由に書くことが許されていますが、引用の活用となると似たり寄ったりな内容にならざるを得ないので、採点のことを考えると上手な出題だなと感心しました。








さて、試験の内容に関しては、アメリカの大学に留学したとして必要になる英語を書く力をよく計っている試験だなと思いました。

それではshunsenseiが減点された原因は何でしょうか?


・正しいemailの形式を理解してなかった(特に主催者に送る時はきちんとした形式を守る必要あり)
・エッセイなどでの正しい引用の仕方を知らなかった。
・論理的に書くという視点の不足。
・エッセイがat least250wordsとあったので、250~280くらいでまとめようとがんばってしまった。実際の公式問題集の解答例は400word越えのものもあり、語数はまとめようとしなくて良かった。
・自分の意見を書きながら、引用をサポートに使う、ではなくて、引用と同じ意見をただ書いてしまった。


などが原因だと思われます。


ところどころ迷う場面がありましたので、ある意味減点はあそこだなという予想はつきます。

上記のポイントはそれぞれ書きながら迷うことがあった点です。

そのような意味ではある意味正しい採点が行われたのでしょう。








採点基準はどのようになっているのでしょう。

ここからは完全にshunsenseiによる主観的な判断であり、あくまで予想です。

自分が予想に利用した観点は、先ほど紹介したフィードバックに書かれている各GRADEの違い。

そしてこの試験全体の構成や、公式ホームページ上に紹介されている特徴。

さらに公式問題集の解答例なども参考にしました。




・スペルミスや文法ミスといった従来の英作文の採点方法はどれくらい活用されているのか?

ごく初期レベルのGRADE1~3くらいの生徒にはこの観点も重要な要素になると思います。まず最低限情報を正しく伝えるためにはこのような要素は大切でしょう。

また、GRADE6~9でのミスももちろん減点対象だと思います。正しくないスペルや文法で教授にレポートを提出したり、エッセイを書くのはやはり学生として失礼な行為でしょう。

逆にGRADE1くらいの場合は、もうそんなことを無視して、頑張って伝えようとしているから、などの観点でも評価すると思います。

特に友人とのメール程度であれば、多少のスペルや文法よりも、正しくなくても何とか伝わるか、などを評価していると思われます。

それなのでGRADEに応じて、また場面に即して、基本的なミスを採点に考慮する場合としない場合もあると思われます。



・後半のエッセイの評価基準はどうなっているのだろうか

おそらくアカデミックな学習者として足りない部分は減点されながら、全体の構成や意見の一貫性など、きちんとパラグラフライティングを意識して書かれているかは重大な要素だと思います。



自分は竹岡氏の講座を受けたあとだったので、

I have three reasons.

First, ~. Second,~. Finallyと書くのが嫌でした。

もしかしたらそれを要求されているのかもしれません(公式問題集の解答例の1つはまさにこのパターン)。


その上で竹岡氏が言う通りで、factとopinionをしっかり明確に分けて書くことが求められていたのかもしれません。

ただ、正直十分なfact等の情報もなく、その場で書かなければいけなかったため、やはり日本人特有のopinionの羅列的な書き方をせざるを得ないような気もしないでもありません。





自分自身はおそらくスペルミスや文法構文ミスはそんなに多くはないと思います。

それなので、アカデミックなライティングについての知識と経験値が足りなかったのだと思います。

ここはもう少し対策をしてから受験をするべきだったなと後悔しているセクションです。

ただ、小問ごとの点数が分かるわけでもないので、複数回受験してわざと様々な答案を書いてみないとはっきりした採点基準は分からないでしょうね。







対策にうつりましょう。

まずは普通に自分自身がアウトプットできるための表現のストックを増やすこと。

教科書でも入試問題でも、いい表現はどんどんパクって書いたり話したりする場面で使って自分の中で定着するようにすること。

定型表現などは竹岡先生の著作などで繰り返し使えるまで練習すること。

その上で長めのエッセイの書き方や、アカデミックな引用のルールなどを実際に知ること。

引用はどうする、とか、メールの形式はこう、とか、グラフを読み取る時はこう、などそんなに多くないのでそこは時間がかからないと思います。

ただなかなか日本の大学入試で350語などの長い英文を書くことはないと思うので、それは個別で学校の先生に見てもらいたいですね。

できれば、上記の基本が出来上がってからが理想ですが、中々その段階には到着するまで時間がかかると思うので、試験数か月前には一度見てもらうといいでしょう。

その際、文法の添削はいいので、形式や論理性を指導してください、と伝えると先生方も一気に気が楽になります。

やはり、間違いだらけの英文をそのままにするのは教員にとってはとても辛いことなので、しかし直し始めるとすさまじい時間がかかる答案も大勢あるため、はっきりそこは切り分けて見てもらう宣言をすることは大切だと思います。

一番時間がかかるのがライティングかもしれませんが、一番力がつくのもライティングだと思います。

日頃からライティングの力がつくような勉強を心掛けていると4技能がバランス良く身につくでしょう。

ポイントは、新しく知った表現はどんどん無理やりでも使ってみる、です。





次回はスピーキングを分析します。
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by shun-sensei | 2016-05-21 16:15 | TEAP, GTECなど4技能外部試験 | Trackback | Comments(0)

GTEC CBTを受験してきました。

その報告と対策方法を今回はリーディングに絞って書きたいと思います。



さて前回も書いた通り、この試験は3時間15分ひたすらパソコンと向き合って行う試験です。

その中でも一番疲労感が強かったのがこのリーディングセクションです。

設問と問題文が全てパソコンの画面上に映し出されます。

ひたすらそれを読んで解く、読んで解くを繰り返します。

中々ハードな時間でした。

55分間で約40問の設問に答えます。

大体一つの長文につき、2~3問の設問がつくので、14~20個の長文などに55分間で目を通すことになります。




リーディングは1〜3問の設問(英問)が左側に、右側に長文がある形式。

画面をスクロールすると右側の本文のみが動きます。

設問は正解をそれぞれクリックして入力するスタイル。

長文本文は論説文やメール文面、チラシや本の批評など様々。





なかなか何も知識がない中で設問と選択肢を読んでも頭に入ってこなく、なかなか苦戦してしまいました。

ここで自分自身の弱点である語彙力が課題と再確認できました。

英文本文も私大の中堅校レベルから最難関大レベルまで様々でした。




設問と選択肢は基本的には本文をざっくり読めれば解けるものばかりなのですが、ところどころ引っ掛けのようなものもあり、丁寧に読まないとある一定以上の設問には正解は難しいかもしれません

55分の試験時間に対して40問の設問なのですが、割とシンプルに読めて答えられるものと、なかなか抽象度の高い英文とややこしい選択肢を答えなければいけないものがランダムに出てくるため、時間配分がうまくできませんでした。


特に最初の2つの長文が割と抽象度が高く自分はそれぞれ5分かかってしまいました。

2〜3回長文を読み直してやっと正解を選んだでしょうか。


それぞれ設問は3つだったのでこのペースではまずいと思うも、その後は数問比較的易しく解けるなぁと思ったため、完全に時間配分が狂い始めました。


一度先に行くと戻ることはできないため、後ろの英文の難易度を確認することもできず、45問だったか40問だったかも忘れてしまい、結局35〜36問で時間がなくなってしまいました。




反省としては語彙力不足により、イマイチ設問と選択肢がそれ単体で理解できなかったこと。

そのため英文を一度通して読み、設問を読んでから、もう一度英文を読み、その後は考えるという完全に時間をかけすぎてしまったこと。


改めて自分自身の語彙力不足を反省するきっかけとなりました。





さて、このように制限時間オーバーで反省してばかりのリーディングでしたが、結果を見てみると






350点満点中



350点でした。






小問を10個近く残してしまったのに満点です。

また先日英検の準一級を受験して思ったのが、英検準一級の長文問題がとても簡単に感じたという点です。

難関大学の入試問題ばかりと対峙していると、英検準一級の長文は非常に優しく感じられますね。

そう考えると、読む力の問題に関しては、英検1級レベルの問題まで用意されていると思います。

最後はある程度自信をもって答えられた設問もあれば、最後まであいまいな自信のまま進んだ設問もありました。

試験終了後は、リーディングだけやたら難しい試験だなぁという感想でした。







そこで思い出してほしいのがこの試験がCBT(computer based test)だという点です。

出題はCAT(computer adaptive testing )というシステムによって制御されています。

つまり問題の難易度と正解率に合わせて次の問題の難易度がコントロールされるのです。

自分が難しいなぁと感じたのはおそらく最難関な難易度の問題を解いていたからでしょう。

そこで不正解を出すと、少し難易度を下げてくれるため、きっと簡単にサクサク解ける問題とランダムで出会えたのでしょう。

でもすぐにそこは正解してしまうものだからすぐに難易度が上がって時間がかかってを繰り返して時間オーバーだったのだと思います。





一番焦ったのがこちらがリーディングに必死に取り組んでいる間にスピーキングの試験が始まる受験生が周りに大勢いたことです。

え、なんで?と焦った記憶があります。

しかも、聞こえてくるスピーキングはとても稚拙な物ばかり。

もっと短縮のバージョンのGTEC CBTがあるのか?いや、申込み時にそんなものなかったぞ。

でもあの幼いスピーキング力の子たちがもうリーディングの試験を終了させている。

難しすぎて諦めて適当に答えまくったのか?いや、本番でそんなことする生徒いないだろ。



その答えはこういうことなんですね。

彼らはおそらく正解率も低く、短く簡単な英文ばかりが出題されたのでしょう。

そのため制限時間を余裕をもって余らせて終了させることができたのだと思います。





ということでリーディングセクションに関しては事前に知っておいて欲しいことが満載です。

きちんと生徒に還元して、彼らが同じように焦ったり、難しくて絶望的になったりしないようにアドバイスしたいと思います。

急がず読み飛ばさず、一問一問きちんと根拠を見つけられるまで繰り返し読んでオッケーです。

やっぱりスキャニングとかスキミングという読み方は、大学入試にはあまり合っていないと思います。

きちんと一文一文を読み、本文の内容を理解し、そして設問に答える。

そのシンプルな読み方以外どれも付け焼刃のテクニックにすぎず、苦手な子を食いつかせるためのごまかしにすぎないと思います。

現代文で、「逆説の表現の後ろに答えが書いてあるよ」、と指導するようなものです。

英文は一文一文読む、少しずつ一文を読むスピードが上がるよう地道なトレーニングを重ねる。

それ以外の長文読解方法はどれもまやかしだと最近は改めて強く思います。






さて、対策ですが、通常の私大入試向けの対策で十分だと思います。

割と日常場面で出会うような、広告や新聞記事などを読む問題が多いので、センター試験やトイックの一部の問題は対策として役立つと思います。

ただトイックの問題はビジネス特有の表現が多く登場するため、そういう問題はバシバシ飛ばすといいでしょう。

また英検の内容一致問題も非常に良い対策になると思いました。

そして実用的な出題も多いので、ホームページなどを見る際に英語で読めるサイトはどんどん英語で読んでみることをお勧めします。

特にアメリカの大学のサイトを分からないなりに見る習慣をつけておくと、この試験で出題されるような本文に似た構成のページがいろいろ見つけられると思います。

この試験は海外の大学で学ぶための力を測定する試験です。

よって大学に行ったら知っていて当然の単語が次々と登場するのが特徴です。

そのためにも、隅々までどこかの大学のホームページを読みこんでみることは色々とためになると思います。




GTEC CBT公式問題集と公式アプリもあります。

やはりこの試験の対策を行うことはそのまま実用的な英語力をつけることにつながる素晴らしい試験だと思います。

それがしかも大学入試で活用できるのであれば、自分の生徒に対しては受験させない手はないなって感じです。

残念ながらまだまだ大学での使用は広がり切ってはいませんが、もし自分の受験する大学で活用できるのならば、とてもおススメできる試験です。






さてここまで700点満点のshunsenseiですが、自信のあったライティングとスピーキングで大幅な減点をくらいました。

具体的な出題となぜ原点を食らったのかを次回以降分析したいと思います。

次回はまずはライティングです。
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by shun-sensei | 2016-05-14 21:00 | TEAP, GTECなど4技能外部試験 | Trackback | Comments(0)

今までも繰り返し書いてきている通り、これまでの大学入試は英語の読む力を計る試験がほとんどでした。

一部の大学がそれに書く力、や、聞く力、を一部加えていることがあるものの、それでも読む力中心であることは変わらりません。

しかも私立大学などでは募集対策上、書く力の試験をやめるべきかと検討するところもあるそうです。

そのような大学入試により、学校現場でも予備校でも授業はひたすら文法構文と和訳作成に重点が置かれています。

その結果日本人は英語を使う力がつかない。



だからこれからは読む力、だけではなく、書く力、聞く力、そして、話す力、という4技能をバランス良く評価する大学入試に変えよう。

そのためには各大学が行う入試では実現不可能だろうから、外部試験を積極的に活用していこう。



めちゃめちゃ大雑把に要約すると最近の大学入試の英語に関する状況はこんな感じでしょうか。





さて、先日4技能測定の外部試験の一つであるGTEC CBTを受験してきました。

特に何かで使うわけではないのですが、これから入学試験の一部が外部試験に変わっていくため、生徒が実際に受験するものがどのようなものなのかを体験してきました。

また自分自身の英語力をそろそろ客観視したいという理由も含まれています。

料金は9720円とちょっとお高いですが、生徒の気持ちになれる貴重な機会です。





試験はcbt(computer based test)とよばれる、ひたすらコンピューターを相手に行うもの。

ライティングはキーボードをカタカタと打ち込み、スピーキングはマイクでパソコン画面の質問や聞こえてくる音声に返答する形でした。

リーディングがパソコンの画面をずっと読んでいかなければいけないのでとても疲れるし、残り時間と残りの分量が計算できないという独特の難しさがありました。

自分の読むスピードもあるのかもしれませんが、ついつい一問一問丁寧に読み込んで解くという形で取り組んだため、時間内に終わらないという恥ずかしい結果に終わりました。


なかなか慣れないと難しいので、複数回の練習が必須だなというのが正直な印象。

特にタイピングの大切さなども理解させるためには低学年で一度受験させる必要性を感じました。






さて試験ですが、4技能を順を追って説明します。

今回はリスニングです。





出題の狙いがはっきりと公式ホームページにも明記されています。


大学の講義や学生同士の会話など、学生生活でよく出合う場面設定の出題により、実践的なコミュニケーション力を測定します。聞き取った内容をもとにタスクに取り組む、課題解決型の出題です。
GTEC CBT ホームページ http://www.benesse-gtec.com/cbt/about/composition





大きな特徴としては対話文等は一切出題されないということでしょうか。

設問が提示され、数秒後に音声が流れ設問の答えを探す、という形式。

35分間の試験で約40問の設問が出題されます。


この事前の設問を読む時間は一定に設定されているため、短めの設問だと事前に選択肢にまで目を通せましたが、長めの設問と選択肢だと聞きながら、や、聞いた後に設問の答えを選ぶことになります。


聞きながら設問や選択肢を読むというのはトレーニングと共に処理能力も求められるなぁと思いました。

同時に2つのことを行うのが苦手な子にはなかなか辛い試験になるかもしれません。




読まれるスピードはナチュラルスピードより若干遅めで設問によっては結構な引っ掛けのような設問もありました。


語彙レベルはそこまで高くなく、抽象度もそこまで高くなかったと思います。

あまり教養的な力は持ってないと思う自分が困ることはありませんでした。

どれもきちんと聞き取る力があれば困らないくらいの設定だったと思います。


一部の私立大学の入試問題などの方が難しいかなぁという印象です。

それなので思ったよりも手ごたえはないなぁと難易度に関しては思いました。



英検は2級〜準1級くらいの設定でしょうか。



具体的な出題内容を見てみましょう。



・英文を聞いて、全体の概要および要点を把握する問題

大学の先生からの指示や友人からの留守電の内容など、一方的に話していることを聞き、設問に答えるというもの。

一つのコメントにつき、1つの設問のこともあれば、2つ以上の設問がつくこともあります。

特徴としてはUhm~とかUhとか、日常会話で差し込む表現が多いこと。より日常で聞き取れるかを試していると思います。





・与えられたタスクを行うために必要な情報を聞き取る問題

地図を見ながら説明を聞いて場所を選ぶ問題や、リストなどを完成させる問題がこれにあたります。

料理の作り方の指示やレポートなどの提出のルールから次回の講義に関しての指示などもありました。

こちらも初めに設問に目を通す時間が与えられます。




・会話や講義の内容の論点を把握する問題

長めの英文を聞いて3問ほどの英問に答えるセンター試験の第4問Cのような問題も出題されます。



・話された内容から話し手の意図や話し手との関係性を理解する問題

話し手の意図や話してとの関係性、ということで、ただ言っていることを聞き取るだけではなく、話すときの雰囲気や言葉の使い方なども注意する必要のある問題がところどころありました。

You know what I mean、みたいな濁し方で、はっきりは言えないけど分かるでしょ、みたいな。

そこまで難しいものではないとは思いますが、生の英語を聞くことに慣れていないと難しいかもしれませんね。






自分自身の得点は350点満点のところ350点でした。

でもだからと言って全問正解したわけではありません。

あくまでスコアですので、一問何点という採点法ではなく、これくらいの力の人はこの設問を正解できるという採点法だと思われます。





また、CBTという試験形式の特徴として、正解率に合わせて出題がコントロールされるというCAT(computer adaptive testing)というものがあります。

TOEFLなどを受験したことがある人にはお馴染みの試験方法のようですが、私は初めてだったため、そんなことが行われていると全く知らずに試験に取り組んでいました。

つまり、私が体験したのはおそらく最難関のレベルの問題だったと思われます。

確かにボーっと聞いていると気が付かないひっかけの問題があったり、結構な集中力が求められる問題もありました。

スピードもCNNやTEDなどをいつも見ているためあまり気が付けなかったのかもしれませんが速かったのかもしれません。

まとまった内容を聞いた後に、設問3つなどは、やはり聞き取る力だけでなく、聞いた内容を訳すのではなく直接英語で理解するなどの力が求められるのだと思います。






対応する力をつけるためには、聞いて問題を解くという練習を繰り返すことでしょうか。

その際、メモを取ったり、日本語で置き換えたりは基本厳禁です。

メモを取る必要がある人は、日本人が行う講演などでもメモを取らないと2~3分で内容を忘れてしまうような人だけです。

日本語を聞いて内容を理解する方法と全く同じように英語を聞いて内容を理解するトレーニングを繰り返す。

本校の生徒であれば、基本的に何もトレーニングは不要と思われます。

普段から英語で語りかけられながら英文を読んで答えを探したり、英語で語られながら英語で考えを伝えるトレーニングを行っています。

ひたすら口酸っぱく、日本語に置き換えるな、と言い続けています。

こちらの英語もスピードは基本的に調整はせず、繰り返したら言い換えてあげたりすることはあっても、スピードもナチュラルでひたすら押し通しています。

残念ながら学校や予備校の授業が日本語に置き換え式、な生徒は自分で英語のまま理解するトレーニングを積むしかありません。





将来英語で大学の講義を受けたり、討論に参加したり。

あるいは仕事で英語を使用した交渉を行う場面などあるでしょう。

その時にいちいち日本語に置き換えているようでは、肝心の内容を吟味する時間が半減します。

スピーディな判断を次々とこなすビジネスパーソン、夜のパブで外人とギャグなどを言い合って楽しいプライベートな時間を過ごしたい。

そんな未来を考えている学生は一日も早く日本語に置き換えないで理解する練習を繰り返して下さい。



センター試験の過去問、英検の過去問、など音声教材は世の中にあふれています。

また公式ホームページでは問題サンプルの体験や、無料アプリの案内があります。

公式問題集も発売されています。

是非本物の英語力を身につけるためにこの試験にチャレンジするための勉強をして欲しいと思います。

英検が主催しているTEAPなどでももちろん良いと思います。

今度はTEAPを受験してきたいですね。





まだまだ情報の少ないGTEC CBT、少しは役立つ情報がありましたでしょうか。

次回はリーディングの報告をします。
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by shun-sensei | 2016-05-07 15:29 | TEAP, GTECなど4技能外部試験 | Trackback | Comments(0)