自分で気付かせる

生徒たちの帰宅時間が19時になってしまった体育祭当日。

玄関の鍵が閉められてしまっていて、困っているのをたまたま目撃してしまい、開けに行く。

複数あるドアのうち、一つだけを開けて電気もつけずにドアの前に立っていた。

顔見知りの生徒がちょこちょこ絡みに来るが、大概は走って帰宅の準備をしている。

有志団体の解散式で、教員から19時までに帰宅するよう指示されたのだろう。

100人近くの生徒が急いで帰宅の準備をしている。




そこへ60代の元管理職の武重先生がお付き合いしてくれた。

「我々はただここに立っていればいいんだよねぇ。彼らに我々が見ている、ということが分かれば」

「言って分からせるんじゃなくて、彼らが自分で考えて気がつくように指導するんだよ」

「言われると相手も、つい『何だよ、うるせぇなぁ』って思うからねぇ」




何十年とこの仕事をしていても、生徒のためを忘れていない先生。

定年後ということで給料は自分と変わらないくらいになってしまったそうだ。

それでも、病気の方の代わりに急きょ担任団に入り、いつも夜遅くまで仕事をしている。

マジ尊敬です。





本校が様々な経緯で、どんどん倍率が落ちていく中、自分から率先して学校周りを行い、何とか立て直した方です。

パソコンといつも格闘しながら、はるかに年下の情報の先生にキレられていても、いつも笑顔で「あ、そうですかぁ」と返す。

教員みんなから、あの人は人格者だよぉ、本当に偉い人、と評価される人。

マジリスペクト。




職場では大人しく、にこやかな先生だが、飲み会では「バカ野郎、お前は本当にバカだなぁ」と泉谷しげるさんみたいになる。

自分が「かしこまりました」と返事すると「かしこ、かしこまりました、かしこだろぉ。がはは・・・」とおっしゃる。

次の日学校で会うと、物静かに語りかけてきて常に笑顔。

マジリス・・・、いや反面教師。




その先生が、時たま話しかけてきて色々と教えて下さる。

その言葉の大切さを忘れたくなくて書いてみました。

続けて行くうちに生じる慣れ。

それがとにかく怖いなと思う今日この頃です。

「管理職をやっていたときより、今のほうがずっと楽しいよ。生徒とかかわれるからね。」

心に響くお言葉でした。
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Commented by Daisuke at 2010-05-30 10:50 x
俊先生のブログ、いつもテンポよいよね!文章上手です。父譲り?いや、兄譲り?(笑)
Commented by shun-sensei at 2010-05-30 12:10 x
とても嬉しいお言葉です。ありがとうございます。父と兄、共に参考にさせていただいてます。とりあえず初めのうちは何もかも新鮮なのでネタはつきないので、思いつくままに書きたいと思います。アトバイスなどありましたら、どんどん教えて下さい!
Commented by shi-tan at 2010-05-30 18:45 x
良きぱいせんティーチャーに恵まれましたね。

いつもツイてるね、君は。
Commented by shun-sensei at 2010-05-30 21:53 x
そうだね
本当にツイてる
生まれた家庭、これまで出会って来た人達、恵まれ過ぎと思えるくらい良かった
しーたんと出会った事で人生観が大きく変わりました
ありがとう、そしてこれからもよろぴこ
by shun-sensei | 2010-05-30 10:11 | 職場関係 | Trackback | Comments(4)