2010年 08月 18日
高尾「これく亭」今年2月に体力の限界を理由に閉店されました。
体にいい、血液サラサラカレーという言葉に惹かれて、多い時は週5くらい通ったかな。
自分の中のカレーブームを作ったのもこの店かもしれません。
20年以上の長いお店の歴史の最後の一年半、大変お世話になりました。
いつも注文していたのがBカレー大盛り、1000円。
Bカレーはチキンカレーと野菜カレーのハーフハーフカレーです。
チキンカレーはカシューナッツでとろみとコクを出し、牛乳だけで煮込まれたスパイシーな味。
野菜カレーはたくさんのやさいとフルーツがルーに溶け込んでいるのですが、その上にターメリックをまぶし素揚げした野菜がのっています。
いつもこのBカレーだったのでマスターにはいつも「今日もB大でいいですか?」と聞かれました。
お店がそんなに混んでいない時は、賄いとか店には出さないパロタとかを出してくれたり。
たまに珍しい野菜を入れてあったり、特別なお肉や牛乳を使ったりして「違い何だか分かる?」と試してきました。
意外に気がつくので店主は「試し甲斐があって楽しい」とおっしゃって下さっていました。
家主の事情で何回か移転をして、今回も移転した直後に閉店を決断なさったよう。
最後の数日間は全国からお客さんが訪れ、別れを惜しんだようです。
店の物(置物、スパイスを挽く道具等々)もバーゲンで処分して最後を迎えました。
もう一生食べられないんだ・・・と思うと寂しくなる物ってありますよね。
しかし数ヵ月後、なんと再開するというニュースを知りました。
今度は高尾の山奥(ってほどではありませんが)でのんびりと営業をしているよう。
以前よりは値段は高いけど、自分が作りたいものだけを作って食べてもらうことを考えたそうです。
ってことで行ってきました。
電車で高尾まで行き、そこからさらにバスで10分くらいのところの一軒家。
本当の一軒家で、玄関でスリッパに履き替え、リビングみたいな所が客席になっています。
値段は上がっていましたが、飲み物とフルーツヨーグルトがついて、さらにカレーもパワーアップしていました。
あれだけ食材にこだわっていたのに、前の値段が安すぎたとも言えるでしょう。
野菜カレーは前と違っていてちょっと野菜の炒め具合が難しかったみたいです。
野菜炒めの塩っけも岩塩を挽いて使っているのが分かったのですが、そのせいで塩気が強すぎるところもありました。
こんなに大量の野菜を食べたのはひさしぶりかもしれません。
チキンカレーはかなりパワーアップしていて、煮込んだチキン以外に焼いたチキンとキノコがのっていました。
このチキンとキノコの焼き目がまた、旨みと香ばしさを出していてうまかったぁ。
牛乳も以前より濃く感じられたので、あの特別な牛乳を100%使っているのかな。
店主とは以前話したことがないくらい話しました。
以前公務員をやられていたらしくて、「絶対辞めちゃダメだよ」とアドバイスをいただきました。
食後のアイスチャイとブラマンジェ。
このブラマンジェは昔母が作ってくれたババロアの味がします。
休日にカレーを食べに行く。
そんなちょっとした趣味が一つ出来ました。
でもちょっと食べすぎたぁ・・・。
もうすぐ8時ですが、まだお腹が空きません。