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コミュニケーション英語

ジェットコースターの事故が人ごとではなく、怖いshun-senseiです。

実際、以前違う乗り物に友達と乗った時、こちらの体系に合わせてバーを下げるので、友達にとって安全バーが浮き過ぎていてスカスカで怖かったと言われたことがあります。

絶対安全なはずの乗り物が安全じゃないなんて・・・。

お化け屋敷で本物のお化けが出るようなものですよね。

そういえば、以前女性が転落した別の事故でも、体型が大きい方が犠牲になりましたよね。

かわいそうだけど、体重制限を設けて厳しく取り締まるべきなのかもなぁと思ったりします。

実際、ジムでロデオボーイの機械に乗ってみたいのに、乗れない人もいるんです。



さて、昨日は休日に職場に遊びに行ったのですが、今日は一日家にいました。

二か月前くらいに文部科学省が全国の高校に配ったDVDを見ていました。

このDVDでは、全国の高校で行われている、英語の授業が収録されています。

あまりに文科省の「英語の授業は英語で行いなさい」の指令に、無視をされたり、どうすればいいのか困っている先生が多いからでしょう。

どうやって選ばれたのか分かりませんが、全部で10校くらいの授業が収録されています。



研究授業もあったので、改めて授業をどうやってやろうか悩み始めています。


一応、自分の中では一度決心がついていました。

予備校で行われているような、従来のほとんどの大人が受けてきたような、本文の構造を捉え、しっかり和訳が作れるようにさせる。

そんな授業にせざるを得ないのかなぁと。


実際、3年生になってから予備校に通い始めて、あまりに普段と違う授業じゃ困るだろうし。

参考書だって問題集だって、どれも当然なのですが、従来の学習方法を採用しています。


学校では、コミュニケーション英語と言われ、日本語を介さずに、英語で英語を理解していくのだ、と言われ。

予備校では、当然のように文法用語が飛び交う中での授業。

それでは、困るのは生徒。

実際中学校で何も文法を学ばず、単語を覚えないで入学してくる生徒は、高校に入りかなり困っています。

多くのトップ進学校では、当然従来のやり方が中心。

まだまだ文法が完璧じゃない、未完成の自分は、まずはそれが出来るようにならないと。

そう思い、とにかく従来のやり方をやっていこうと決意したのでありました。




でも、3~4年後の異動のことを考えると、もう少し英語を授業で使おうかなぁ・・・。

せっかくパソコンを使って、色々と時間短縮をできているのだから、その分授業内でチャレンジが色々としようと思えばできそうだなぁ。

せっかく、まぁまぁ喋れるんだから、多少準備をすれば、英語だけで授業をやる時間帯を作っても良さそうかもなぁ。

そんな前向きなことが、DVDを見ることによって生まれてきました。





でもなぁ・・・・。

ここからは完全な言い訳というか愚痴です。




上記のようにやろうとすると、とにかく準備の時間がとてつもないことになってしまう。

DVDに収録されている授業だって、あれを毎時間準備するのは無理だろうなぁと思うものも多数。

構造はプリントで伝えちゃうと、授業時間の短縮にはなるけど、準備時間はさらに増加になってしまう。

教科書本文の背景だって、指導書(教授マニュアルのようなもの)はしょぼいので、調べたり時間がかかります。

授業で紹介する画像、映像の検索、映像の場合は編集や変換の時間。

1時間の授業に5時間くらいかかってしまうでしょう。

週3回の授業の方だけにしても、週15時間・・・、無理とは言わないけどなぁ。



それだけ準備した教材が、今後も使えれば、頑張り甲斐があります。

他教科であれば、まちがいなくそれくらいの準備をしていたでしょう。

でも、英語の場合、毎年教科書会社は担当が選ぶので結構代わるのです。

さらに、10年に一度の学習指導要領改定で、半分以上の教材が入れ代わってしまいます。

英語って教材が代わると、ほぼ全てが作り直しになってしまうんです。





そんな環境でどれくらい教材作りに時間をかけるか。

最近、『やる気なし夫』だった自分は、かなり手抜きをしてしまっていました。





でも、この仕事、一番大切なのが毎日の授業です。

色々事務仕事等雑務が多いですが、とにかくプライオリティは授業。

それだけは忘れてはいけないと、いつも村田先生に言われています。




その授業の理想とはどんな授業か。

英語という教科では、まったく答えが見えてきません。

DVDを見て思ったのは、これだったら授業自体は全部外国人にやって貰った方が質は高まるようなぁ、というあってはいけない意見。

でも、DVDの授業を見ていて、自分の強みを活かせる部分がたくさん見てとれました。

あとは、無限にある準備をどれだけ行えるのかという辛い課題です。




文法や構造からの日本語訳もしっかり伝えていく。

でも英語で授業を行いながら、たくさん考えさせ、たくさん英語でコミュニケーションを取らせる時間帯も作る。

そんな、自分流授業というのがなんとなくぼんやり見えました。

それが可能となりそうなのは、本校の生徒が相手だから。

こんな贅沢な環境でやれるのだから、目一杯準備に時間をかけてみたらいいじゃないか。

超進学校や教育困難校では、なかなかそんな授業できないだろうからさ。




目標。
生徒が受験に合格できる英語力をつけられながら、さらに楽しんで授業に参加できるようにする。
そして、使える英語も身につけられ、自分から英語の勉強がしたくなるようにする。





明日はいよいよ中学入試のピークです。

去年の今頃は・・・、色々なプレッシャーと責任感に死にそうでした。

そして、雪の中の早朝の運転で、生きた心地がしませんでした。
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去年の今日は日曜日だったので、8時半から19時半までずっと小六の子達と過ごしたなぁ。
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充実感を感じながら、後悔のない毎日を生きよう。

環境に左右されない、確固とした自分を作り上げる。

今年ももう一ヶ月過ぎたんですね。



もっともっと、『やる気ある夫』にならないと!!
by shun-sensei | 2011-01-31 23:00 | 英語教育