授業スタイル

思いつくネタは食べ物関連と新人ちゃんのめちゃくちゃさばかりなのですが・・・。

もう少し教育関連のことを書いた方がいいよなってことで最近の授業スタイルについて報告します。



まず文法については引き続きICTを毎時間活用。

授業プリントはオーソドックスに生徒が持っている参考書の例文と解説を穴埋めにして作り直したもの。

主に授業ではパワポて空欄を登場させ、それを穴埋めすることが最低限の奴らの活動。

それに付け加えて、どう出題されるか?や分かりにくいところはかみ砕いたりつけ足したりしながら解説をしていく。

その上でチェック問題やテキストの問題はなるべく自宅学習に回し、授業時間の有効活用。

また、ワークやテキストの問題の解き直し、さらに追加のドリルプリントなど他の先生の3~4倍の量を解かせています。

今のところ文法は2クラスとも学年トップを取ってくれているのと、アンケートの結果を見ても、ある程度満足しています。

課題はやはり自分の知識と経験不足。

特に忙しい時期は、若干解説が手抜きになってしまうことも・・・。

また、どうしても家庭学習時間を確保できていない生徒にとっては、なかなか厳しい(力のつきにくい)授業になっています。

ただ、そこは中上位に合わせた授業レベル設定をすることで、少しでも全体が引き上げられることを狙っています。

分からなくなるから授業を聴かなきゃという雰囲気はかなり高い。

授業時間の確保と言いながらバシバシ雑談小ネタを挟むのは余計・・・なのかな?

しかも英語と無関係でも何でも、生徒の気持ちのメリハリをつけさせて50分保たせる。

これが、きちんと英語に関連して、授業内容とつなげて適切な話を差し込めるようになると最高なのでしょうが・・・。



英語Ⅰは相当マイナーチェンジ。

まずは、冬休みの研修で受けた竹岡先生の何気ないお話がきっかけでした。

彼は竹岡塾という塾もやっているそうですが、冬の時期はとにかく一日中自習させるだけらしいのです。

どれだけ教えないか?がポイント。

自分で学習するためのツールを用意し、モチベーションを高めてあげるかが教師の役割。

若いころは「自分が教えるのがベスト」って気持ちでやっていたけど、年齢と共に「別に自分に教わらなくても、適切な教材と環境があればいいだけ」という考えに変わったそうです。

英語は実技なんだから、とにかく最低限の単語と文法(かなり少なめ)さえ知れば、あとはひたすらトレーニングのみ。

そのコーチ役をするのが教員であって、どうしろこうしろと指示するのが教員ではない。



こんな話を聴きながら自分がそれまで感じていた「授業内で鍛える限界」とつながった気がした。

一生懸命ICTを用意し、教材研究をし、授業でスライドの展開と共に文構造とそれに関連する知識を伝達する。

そして音読をさせて、その表現などを定着させていく。

生徒は今一つ予習の必要性を感じなくなり、ただ授業中に教師がやる内容を写したり、あとで与えられる解答解説を頼りに覚え込んでいく。

こんな授業では力は十分につかない!!

そう強く思い始めていました。




そこで、ICTはやめ、映像などは直接ユーチューブなどをテレビにつなげて見せるくらい。

そして、とにかく彼らの学習のメインは、徹底して自分で予習をすること。(プリントに事細かな指示が書いてある)。

その予習を通じ、辞書の引き方を知り、文構造の分析にチャレンジし、問われた問題に対しては全訳を試みる。



授業ではそのプリントの完全解答(手書き)を渡されたのを15~20分かけて、各自答え合わせや補足の情報を確認する。(この間に生徒の予習プリントを一人ひとり見て、褒めたり、キレたフリしたり色々個別で対応する。)

それに5~15分必要な解説を黒板で加え、必ず最後に5~15分の音読などの音声活動をさせる。

このやり方で、一番変わったのが生徒達の予習率。

2学期後半では41名中15名やってきたらいい方だったのが、今の段階では41名中30~35名くらいまでが予習するようになりました。

そして、やっと予習するようになった生徒が、「先生、最近英語が読めるようになってきた。予習しろって意味が分かったよ。」と言ってくれました。



授業時間自体の教員はかなり楽だし、一見すると超手抜き授業です。

教員はただ、答えを配って、一人ひとりの予習状況を覗き込んだりしているだけですから(前半は)。

ただ予習プリントの設問はすべて自作で、かなり凝って作っています。

解答解説プリントは手書きで、びっちり書き込んで渡します。

音読用に、和訳が対訳でのったプリントを穴抜きし、日本語に四角をつけて、音読しながらどんどん本文の表現が暗記できるようなプリントを渡します。

ってことで授業の準備は、ICTの準備が減った分そこまで増えた感はしていませんが、2倍近く増えました。

授業に関連した動画や写真があれば、すぐに映し出して見させます。

そして何より、生徒が集中してプリントの答え合わせをするようになり、また授業の解説時の集中力が格段に上がりました。



手間はかかりますが、個人的には少し面白いやり方で生徒からも結構評判はいい。

何よりこれまで受け身の勉強のやり方だった生徒が、どんどん積極的に勉強したりするようになりました。

期末試験までまだ3週間以上ありますが、もう少しで試験範囲が終わります。

自宅で1~2時間かけて予習に取り組む生徒が大勢います。




おそらく本校くらいのレベルの生徒だから効果が高かったのでしょう。

また、別に41人中15人が力がつけばOK。
やらない奴は放っておけ。

ってスタンスだったら、普通に授業をやった方がさらに時間は有効活用できるかもしれません。

でも、自分はやっぱりそれが嫌でした。

正直一人でも授業に参加していない生徒がいると、めっちゃ気になります。

おそらく前職の頃に身についてしまった感覚なのだと思います。










以前は英語については予習否定派でした。
辞書をひかせることに対しても消極的。

でも、大きく考えは変わりました。




とにかく生徒自身がやる気になることが大切。


やる気を出させて、後は適切な教材を与えること。



これが現段階で考える自分の英語Ⅰの授業のベストなやり方です。



最終目標は答え合わせも生徒が自宅でやるようになって、授業内ではそれ以外の活動に時間を回せるようになることです。
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by shun-sensei | 2012-02-08 23:34 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)