英作文の指導方法~駿台教員研修竹岡広信先生の英作文の指導を受講して~

夏休み中に駿台の教員研修に参加してきました。

ドラゴン桜のモデルになったことでも有名な竹岡広信先生の「英作文の指導ー2015年の入試問題を解く!-」です。

テキストは主要な国公立大学と私立大学の英作文関連の問題すべて。

それをすべて先生の教え子たちに解かせた結果を見ながら色々と先生の指導に対するスタンスも語りながら、指導のポイントを語ってくださいます。

分厚いテキストと分厚い生徒の答案を添削したものや生徒の正答率などのデータが配布されます。

忙しかったですが事前に全問題に目を通し、予想される生徒のつまずきポイントなどを考えた上で研修に臨みました。
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さて、指導方法ですがまず一言で言うと定型表現を生徒たちにインプットさせることが必要。

特に動詞と副詞に関しては組み合わせの相性があるので、やみくもに生徒が組み合わせることがないように厳しく徹底的に決まった表現に限定させることが大切。



また、その上で和文英訳の場合は日本文の解釈をきちんとさせることの大切さをおっしゃっていました。

日本文の直訳を作ろうとする生徒に対していかに「伝わる」英文を作らせるか。

日本文の直訳で作られる英文のおかしさを繰り返し述べられていました。




元々の日本文の情報量の少なさも多くの場合あります。

その日本文が使われている背景によって実は様々な解釈が可能になります。

そのような不完全な英作文の出題の問題点も様々な具体例をもとにお話しなさっていました。




その上で先生はやはり実際の生徒の答案を一人ひとり指導することの大切さを強くおっしゃっていました。

その反面、生徒が使用するはずのない使用頻度の低い模範解答を使用した指導の意味のなさを強調していました。

生徒の答案を中心に、いかに彼らから出てくる可能性のある表現に落とし込み、生徒がそのような表現の幅を広げるか。




生徒に指導する際の大切なポイントのもう一つが一貫性のある指導を行うこと。

常に同じスタンスで指導を続けることが何より大切だとおっしゃっていました。

文法の授業ではこの表現とこの表現はイコールと言っておいて、英作文の授業ではこっちは使えるけどこっちは今回は使えないと別のことを言っては生徒も混乱する。

また生徒に示す解答例は一つに絞ること。あれもこれもオッケーでは生徒は間違いなく混乱するそうです。



また日本人の英作文の問題点として以下の3点を述べられていました。

1.漠然しか書かず、きちんと具体例を示さない。

具体化しないで、次々と漠然を羅列する。

2.主観で書く。

作文では客観的に書くことが大切。

あなたの主観には何の説得力もない。

3.言い切る癖がある。

英語では意外に言いきらないのだが、日本人は偏見の塊のような意見でも言い切ってしまう。怖い。

また客観的な英文で突然主語がIになったりすることもある。



ネイティブは4人いれば4人別の意見を言うケースも多い。

自分自身の感覚を磨いて自分が正解を目指すべき。

ネイティブを神のように崇めるのをやめましょう。



また文法の指導方法についても色々と意見を聞くことができました。

4択問題集を使用する問題点や体系的に英文法を指導する問題点を伝えた上で。

実際に使用しながら、その都度必要な事項を指導すること。

また10回くらい指導してやっと生徒が定着することなどを強調なさっていました。



この講座を通じて、2015年度に出題された英作文のほぼすべての問題に目を通すことができました。

また、それに対してどのような指導を行うべきかを考える大きなきっかけを得ることができました。

またそれぞれの問題に対する生徒の答案例と指導する際の様々なデータを得ることもできました。

来年度から始まる予定の高校生の指導方法について色々と考えることが増えました。

文法と英作文の指導をきちんと考え、来年度から指導を始めたいと思います。

楽しみです。
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by shun-sensei | 2015-09-07 21:59 | 英語教育 | Trackback | Comments(0)